墨田で「おはじきサッカー」体験会 多世代の参加者が卓上競技に挑戦

  • 2025年4月15日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 指先でおはじきを弾いてゴールを狙う卓上スポーツ「テーブルフットボール(おはじきサッカー)」の体験会が4月12日、パークカフェダイナー(墨田区横川1)で開催された。主催は、ニュースポーツの普及に取り組むBAKUAGE(バクアゲ)。(すみだ経済新聞)

 「テーブルフットボール(おはじきサッカー)」の体験会

 テーブルフットボールは1947(昭和22)年にイギリスで誕生し、海外では「Subbuteo(サブティオ)」の名称で親しまれている。現在は30カ国以上に広がり、2年に1度のワールドカップには300人以上が出場。世界の愛好者は500万人を超えるという。注意力や空間認知力、戦略的思考を養える競技として、教育や医療、福祉の分野からも注目を集めている。。

 おはじき選手の構成は、フィールドプレーヤー10人とゴールキーパー1人の計11人。オフサイドやコーナーキック、フリーキック、スローインなど、サッカーのルールや戦術を忠実に再現している。直径約2センチのフィギュアを人さし指で弾き、ボールを操作して試合を進める。

 当日は20~70代の12人が参加し、初めての競技に挑戦した。体験会ではランダムに分けられた6対6の2チームが対戦。日本テーブルフットボール協会(JTFA)会長の鴻井信幸さんがルールを解説し、参加者をサポートした。初挑戦の参加者も多く、ぎこちない動きも見受けられ、両者無得点のまま、試合は0-0の引き分けに終わった。

 鴻井さんは「戦後、サッカーができなかった時代に家庭で楽しめる競技として生まれた。サッカーの魅力をリアルに再現し、年齢や立場を問わず誰でも挑戦できる。指先一つで世界とつながるスポーツの扉を、ぜひノックしてほしい」と呼びかける。

 BAKUAGEの渡邊史郎社長は「参加者が盛り上げてくれたおかげで、楽しいイベントになった。運動習慣のある人もない人も、一緒になってコートを囲んでいた光景が印象的だった。今後も普及に努めたい」と話す。

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