旭の手作りパン店「すゞやベーカリー」が1周年　記念イベントでパン振る舞う

　旭の手作りパン店「すゞやベーカリー」（旭市蛇園）が1周年を迎え、5月24日、記念イベントを開いた。（九十九里経済新聞）

　店主の小山未涼さんは、パンの製造から販売までを一人で手がける。天然酵母使用、国産小麦使用に加え、手ごね作業でパンを作るのがこだわりだと言う。

　当日は全商品を10％引きで販売したほか、先着40組には天然酵母ラスク、パンにも使っている地元・赤座農場の卵を進呈。メロンが当たる福引も行った。

　匝瑳市から訪れた男性は「前日にパンを予約して受け取りに来た。この店のカンパーニュは食べ応えがある。トースターで焼くとカリッとした食感でおいしい」と話していた。

　店外スペースでは、小山さん夫婦が営むもう一つの店、植物を販売する「ぽんちょこ」がフリーマーケットを同時開催。夫の和希さんがホストとなり、自店で育てた植物のほか、4店舗が出店し植物を販売。多肉、アガベ、オベサなど、愛好者が多いマニアックな植物が並んだ。

　未涼さんは「地元・旭でパン店を開くのが夢だった。夢がかない、あっという間の1年だった。多くのお客さまが駆けつけてきてくれてうれしい。天然酵母、マーガリン不使用、きび砂糖など素材にこだわり、体に優しいパンを作り続けていきたい」と力を込める。

　営業は、水曜・土曜・日曜の10時～15時。売り切れ次第閉店。