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ニット糸メーカー「エップヤーン」(東大阪市菱江2、TEL 072-968-8615)が6月9日、自社のTシャツなどを販売する本社内の直営店「東大阪繊維研究所 works&store」を増床オープンした。(東大阪経済新聞)
「東大阪繊維研究所」のTシャツ、パンツ、リネンニットポロ
国内大手アパレルメーカー向けのニット糸などを作る同社。「百貨店で販売する商品の糸を作っているので、その糸で生地を作ればいい物ができるのでは」と、2017(平成29)年に高品質Tシャツブランド「東大阪繊維研究所」を立ち上げ、2021年4月には、本社社屋内に直営店「東大阪繊維研究所 works&store」をオープンした。
同ブランドは、主に40代・50代の男性を格好良く見せることをコンセプトにメンズTシャツを販売してきたが、昨年夏には、手芸糸を販売するオンラインショップ「亜麻色雑貨店」でレディースアパレルの販売を開始。筒井利彦社長は「レディースアパレルのほか、東大阪繊維研究所ブランドもTシャツ以外にパンツやリネンニットなどアイテムが増えてきた。最近は手芸糸もよく売れていて、実物を見たいという問い合わせがあるので、東大阪繊維研究所と亜麻色雑貨店のすべての商品を見られるように売り場を広げた」と話す。
従来の約1.7倍という広さ42平方メートルの店内には、東大阪繊維研究所のTシャツ(9,350円~)、パンツ、リネンニットポロ(以上、2万7,500円)のほか、商品入れ替えの際に出る色やサイズのそろわないTシャツに新たにプリントを施し、価格を下げて販売する実店舗限定の商品などが並ぶ。名古屋黒紋付染を手がける山勝染工(名古屋市西区)とコラボした「『KURO-T』reboot vintage code.01『黒紋付染』」(2万5,300円)、カーディガンを作った際に残った布を生地に使う一人掛けソファ(6万6,000円)、クッション(8,800円)なども販売する。
亜麻色雑貨店のコーナーでは、「インド超長綿半袖Tシャツ」(9,350円)やリネンカーディガン(2万9,700円)などのレディースアパレルのほか、リネン刺しゅう糸(495円~)、工業用の糸を小巻きにした「工場の残り糸」(2,000円)などを販売する。筒井社長は「手芸糸は太い糸の需要があると思っていたが、工業用の細い糸の需要が思った以上にあり、一般の人が細い糸を求めていると感じている」と話す。
「Tシャツは、地元の商品として東大阪以外の人へのプレゼントに使ってもらったり、近所に住んでいるからと買いに来てくれたりする人が多い。売り場が広くなったのでイベントやワークショップなど、いろいろなアイデアが出てきている。面白いTシャツ屋がある、と地元の人が集まる場所にしたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~19時(土曜は隔週営業)。日曜・祝日定休。