与論町の「小規模多機能ホームFui-Dule(フゥイ・ドゥール)」(与論町茶花)で4月27日、施設内容の周知を目的に「フイドゥールまつり」が開催された。(奄美群島南三島経済新聞)
ウンバームイ(ウニ)の汁を提供
同施設は小規模多機能型居宅介護事業所として、要介護者が在宅で生活を続けられるよう、デイサービスを中心に訪問介護や短期入所を組み合わせたサービスを提供している。
敷地内の広場では、施設利用者が作ったアクセサリーや民芸品、職員による料理の販売、町内団体による出店が行われたほか、子ども食堂のカレーライスが提供された。好天に恵まれた会場は、「ガラクタちんどん隊」のにぎやかなチンドン屋の演奏もあり、多くの来場者でにぎわった。
施設内は飲食スペースとして開放し、事業内容の説明や施設の案内、介護用品の展示なども行った。施設の活動について熱心に説明を聞いたり、施設の様子を尋ねたりする高齢者の姿も見られた。
代表の川畑智美さんは「町民からホームの見学希望や、小規模多機能ホームとはどんな所かという問い合わせが多く、来場しやすい雰囲気を提供するため、このイベントを企画した」と話す。「懐かしいウンバームイ(ウニ)の汁や島の食材を使った料理を提供できてうれしかった」とも。