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じゃがいもを牛乳で煮て焼くだけでグラタンが作れちゃう!? とにかくお手軽な、きじま流「ポテトグラタン」

  • 2024年12月27日
  • レタスクラブニュース
じゃがいものグラタン
じゃがいものグラタン

テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。



寒い日はアツアツのグラタンが嬉しいですよね。でもグラタンってホワイトソースを作るのが意外にハードル高い…そう感じる方は多いのではないでしょうか。そこでぜひ作って欲しいのが、今回ご紹介する「ポテトグラタン」です。フランス料理のポテトグラタン「ドフィノア」をきじま流に簡単アレンジ。なんとホワイトソースは不要なんです! とにかくお手軽に作れるので、食べたいと思ったらパパッと作れちゃいますよ。

毎日の食卓はもちろん、パーティーメニューとしても最高!

カンタンで失敗しづらい
カンタンで失敗しづらい

じゃがいもを使ったグラタンを作りますが、ホワイトソースも生クリームも使いません。でもしっかりとろみはつくので、安心してくださいね。材料も作り方もシンプルなので、簡単で失敗しづらいレシピです。パーティーメニューの副菜としてあるとテンションが上がりますよ。ぜひ作ってみてください!

材料
材料

【材料】
じゃがいも:2個(300g) 
にんにく:1片 
牛乳:150ml
ピザチーズ:30g
水:100ml

塩:小さじ1/4
バター:10g 
こしょう:少々

作り方

材料を切る▶︎じゃがいもの皮をピーラーで剥くときのコツは?
材料を切る▶︎じゃがいもの皮をピーラーで剥くときのコツは?

じゃがいもとにんにくを切ります。

面に沿って手首をひねるようにすると剥きやすい
面に沿って手首をひねるようにすると剥きやすい

じゃがいもの皮をピーラーで剥くときは、面に沿って手首をひねるようにすると剥きやすいです。

3ミリ幅の薄切りに▶︎切ったじゃがいもは水にさらさない。その理由は…
3ミリ幅の薄切りに▶︎切ったじゃがいもは水にさらさない。その理由は…

皮を剥いたじゃがいもを縦半分にカットし、3ミリ幅の薄切りにします。

じゃがいものでんぷん質でとろみをつけるので、水にさらさない
じゃがいものでんぷん質でとろみをつけるので、水にさらさない

切ったらすぐに鍋に入れます。今回ご紹介するグラタンは、じゃがいものでんぷん質でとろみをつけるので、水にさらさしません。

にんにくも皮を剥いて薄切りに
にんにくも皮を剥いて薄切りに

にんにくも皮を剥いて薄切りにし、鍋に入れます。にんにくを入れると一気にご馳走感のあるリッチな味わいになるので、にんにくを入れるのが僕のこだわりです。

牛乳の前のひと工夫が大事です!
牛乳の前のひと工夫が大事です!

材料を切ったあと、フランスのレシピだと牛乳を入れて煮るレシピもありますが、そうするとなかなかじゃがいもに火が通りづらいです。

じゃがいもをほくほくに仕上げる“ちょいコツポイント”は「じゃがいもを少量の水で煮てから牛乳を入れる」
じゃがいもをほくほくに仕上げる“ちょいコツポイント”は「じゃがいもを少量の水で煮てから牛乳を入れる」

なので今回の“ちょいコツポイント”は「じゃがいもを少量の水で煮てから牛乳を入れる」です!
水で煮ることでじゃがいもに硬いところが残らず、ホクホクしっとりした食感に仕上がります。

水100cc
水100cc

じゃがいもとにんにくを入れた鍋に水100ccを注ぎ、菜箸などでザッと混ぜます。水の量はかなり少なめです。

中火にかける
中火にかける

中火にかけ、ときどき混ぜながら、じゃがいもの色が変わるまで煮ます。

2〜3分煮たらじゃがいもの様子をみ
2〜3分煮たらじゃがいもの様子をみ

2〜3分煮たらじゃがいもの様子をみます。

まわりが透き通ってきた
まわりが透き通ってきた

じゃがいもの真ん中が白っぽくなり、まわりが透き通ってきたら、じゃがいもに火が通り始めた合図です。ここで牛乳を入れます。

牛乳150cc
牛乳150cc

牛乳150ccを入れます。

牛乳を入れて5分経過
牛乳を入れて5分経過

最初から牛乳で煮るとどうしても硬いところが出てしまうので、水で少し煮てから牛乳を加えます。牛乳を加えたら、ときどき混ぜながら5分ほど煮ます。

塩小さじ1/4、バター10g、こしょう少々
塩小さじ1/4、バター10g、こしょう少々

ゆるいとろみがついて、じゃがいもが箸で割れるくらい柔らかくなったら、調味料を加えます。
塩小さじ1/4、バター10g、こしょう少々

火を止める▶︎とろみが足りないな…と思ったときは?
火を止める▶︎とろみが足りないな…と思ったときは?

調味料を加えたら火を止めます。

じゃがいもを潰して
じゃがいもを潰して

このあと耐熱皿に入れて焼いていきますが、グラタンとしてはとろみが弱いと思う場合は、じゃがいもを軽く潰してとろみをつけます。

ちょうどいいとろみがつく
ちょうどいいとろみがつく

小麦粉を加えなくてもちょうどいいとろみがつきますよ。

耐熱皿のバターは省略してもOK
耐熱皿のバターは省略してもOK

耐熱皿に入れて焼きます。グラタンを作るときは焦げないよう耐熱皿にバターを塗りますが、面倒な場合は省略してもOKです。

ピザチーズ30g
ピザチーズ30g

ピザチーズ30gを散らし、1000Wで予熱したトースターで10分ほど焼きます。

シンプルでおいしい「ポテトグラタン」
シンプルでおいしい「ポテトグラタン」

シンプルでおいしい「ポテトグラタン」の完成です!

試食

いただきまーす!
いただきまーす!

アツアツをいただきます。フランス料理のドフィノアは生クリームを入れて濃厚さを出しますが、牛乳だけで作ってもバッチリおいしく仕上がりましたね!

じゃがいもが溶けたほどよいとろみ、チーズのカリッとした味、そしてにんにくがいい仕事をしています
じゃがいもが溶けたほどよいとろみ、チーズのカリッとした味、そしてにんにくがいい仕事をしています

じゃがいもが溶けたほどよいとろみ、チーズのカリッとした味、そしてにんにくがいい仕事をしています。

ハンバーグの付け合わせとしても最高ですね
ハンバーグの付け合わせとしても最高ですね

もちろんメインとして出してもいいですし、ハンバーグなどの付け合わせとしても最高ですね。ぜひ作ってみてください!




今回、教えてもらった「ポテトグラタン」について、気になるポイントをきじまさんに伺いました。

__小麦粉を使わず、じゃがいもだけでこんなにおしゃれなメニューが作れることに感激しました。ホワイトソースで作るグラタンとの違いはどのようなところにありますでしょうか?

きじまさん:グラタンの定番の作り方は、具に火を通してから、とろみの強いホワイトソースを混ぜます。でも今回ご紹介した「ポテトグラタン」は、じゃがいものでんぷんでとろみをつけ、鍋ひとつで作れるのが特徴です。

__きじまさんの定番、もしくは思い出のパーティーメニューを教えてください。

きじまさん:パーティーなら「フライパンローストチキン」がオススメです。オーブンではなくフライパンで焼きあげるのに本格的な仕上がりになりますよ!




きじまりゅうた
きじまりゅうた

きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書『極狭キッチンで絶品!自炊ごはん』(新星出版社)。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。

取材・文=ジョッキー

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