疲れが取れにくい毎日を過ごしていたら、せっかくの元気な身体でもフルパワーが出せませんね。
疲労回復には睡眠が大事。寝る前にヨガをして、リラックス状態になってから寝床に入るのは、良い睡眠につながりそう。わずか3分で安眠体質に…人気ヨガインストラクターのMARIEさんに「おやすみ前のヨガ」を教えてもらいました。ほんわかとしたイラストもMARIEさんが描いています。
* * *
▶教えてくれたのは
MARIEさん
ヨガインストラクター。ジムやオンラインで、元気な体づくりを目指すヨガを提案。インスタグラム(@marie_non_kotsu_healing)では、ヨガや癒しのヒントを4コママンガでつづっている。初書籍『世界一のんびりなヨガの絵本』(K&M企画室)も好評。
始める前に覚えておきたい4つのポイント
※妊娠中、または健康状態に不安がある方は、事前に主治医に相談のうえ、ご自身の責任によって行なってください。
■1▷服装は?
締めつけの少ないパジャマや、チクチク、ゴワゴワしない素材の部屋着がおすすめです。シルクのような、ずっと触れていたくなる着心地や肌触りは、眠りにも効果的!
■2▷家族が先に寝ていたら?
ゆっくりした動きが中心なので、家族が寝ている隣でもできます。静かに行なってみてください。寝る前のヨガは呼吸に意識を向けられる程度の静けさが望ましいです。
■3▷部屋の明るさは?
そのまま眠りに入れるくらいの薄暗い環境が最適。先に家族が寝ていて真っ暗な場合でも、自分がポーズを取れるならば、その環境でトライしてみてください。
■4▷あおむけになり、深〜い呼吸を意識して
家事や入浴などをすませ「あとは寝るだけ」の状態でだら~んと体の力を抜き、疲れを体の外に出すように息を吐き出して。それから心地よい程度に2~3ポーズを目安に!
あおむけの合せき
■骨盤まわりや脚の血行を促しながらリラックス
<目安は1~2分>
あおむけになり、両ひざを左右に倒して足裏を合わせ、両腕は万歳をするようにラクに伸ばして。股関節から太ももの内側を緩めることで下半身の血行を促し、生理痛の緩和やむくみケアにも◎。
チャイルドポーズ
■ 疲れがたまっている日こそ、これで心もリセット
<目安は1~2分>
四つんばいの姿勢からお尻をかかとまで下ろし、上体を前に倒します。両腕は前に伸ばして。レッスンでは呼吸を整える休憩の役割があるこのポーズは、肩の凝りをほぐしてリラックス効果も大!
* * *
1日の終わりに、自分で自分に「おつかれさま!」と言ってあげる気持ちを込めて。ヨガの時間で、自分をたっぷり労わってください。
撮影/小林愛香 ヘア&メイク/木村三喜 イラスト/MARIE
文=中田蜜柑