時々、無性に食べたくなっちゃう「餃子」。家族からのリクエストで、よく作るというかたも多いのではないでしょうか。
でも、野菜を刻んで塩もみをして、ひき肉をこねて、1個ずつ皮で包んで...と、時間がない時に作るには、ちょっとハードルが高いですよね。
そこで、手もボウルも汚さず、1個ずつ包む必要もない、画期的な餃子のレシピをご紹介します。
野菜はキッチンばさみでザクザク刻めるにらをチョイス。まな板を出したり、塩もみをしたりする必要もありません。
ひき肉はボウルでこねず、直接、皮にのせてサンド。手もボウルもべとべとにならないから、後片づけがラクチンなんです!
なんといっても斬新なのが、餃子の皮ではなく「春巻きの皮」を使うこと。こんがり焼くと、餃子の羽根のようなパリパリ食感になりますよ。
▶︎教えてくれたのは
上島亜紀さん
料理研究家。食育アドバイザーやジュニア・アスリートフードマイスターの資格を持つ。神奈川県の自宅にて料理教室「Cooking Studio A's Table」を主宰。親しみやすさのなかに、キラリとセンスが光る、おしゃれな家庭料理のレシピが人気。
パリパリ餃子
【材料・2人分】 *1人分446kcal /塩分1.6g
豚ひき肉…200g
【A】
・おろししょうが…小さじ1
・ごま油…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・こしょう…ひとつまみ
にら…1/2わ
春巻きの皮…大4枚
【たれ】(混ぜる)
・酢…適量
・粗びき黒こしょう…適量
片栗粉
【作り方】
1 ひき肉はパックの中で【A】を加えて混ぜる。
2 フライパンに春巻きの皮 2 枚を交差させるように重ねて広げ、 1をパックからパカッとのせる。にらをキッチンばさみで7mm幅に切って入れ、片栗粉大さじ2をふり、箸で混ぜて広げる。
3 残りの皮を同様に重ねてかぶせ、フライ返しでしっかり押さえる。
4 ふたをして中火にかけ、約5分蒸し焼きにする。 上下を返して弱めの中火にし、約3分、皮をパリッと焼く。キッチンばさみで食べやすく切って器に盛り、たれを添える。
* * *
フライ返しでギュッと押さえながら焼くのがコツ。皮とあんが密着し、焼き色もきれいにつきます。
焼き上がりはパリパリしているので、キッチンばさみを使うと切り分けやすいですよ。最後まで包丁&まな板いらずで、後片づけも時短になります。
『レタスクラブ』読者から絶大な人気を集めた、このレシピ。「普通の餃子よりかなり簡単で、パリパリ具合も最高! これまでの方法はやめて、こればかり作りたくなるくらい」「家族からも絶賛されました」など、うれしい感想がたくさん寄せられました。ぜひ、みなさんも作ってみてくださいね。
レシピ考案/上島亜紀 撮影/澤木央子 栄養計算/スタジオ食
編集協力・文/singt