いくつになろうと「生理」の失敗はつきものですよね。でも、事前にトラブルを防ぐための便利なアイテムがたくさん登場しているんです！ ぜひ、チェックしてくださいね。
その手があったか……！ 便利アイテムを使いこなそう
みなさんは、下記のような生理の失敗に身に覚えはないでしょうか？ 今回はよくある失敗と、オススメの解決法をご紹介します。
■【お悩み1】
いくつになっても生理が始まる日がわからず、下着を汚してしまうんです……。
生理周期がきちんと分かっている人は、事前にナプキンをつけておくのがいいと思いますが、生理が始まる日がわからない人にとっては、何日分もナプキンを無駄にするのはなかなか気が引けますよね。
そんなときにオススメなのが「吸水ショーツ」。これは、水分を吸収する機能が備わったショーツです。最近ではかわいいデザインのものも増えているため、日常的にはくものと気分的にも大差ありません。加えて、自分の生理周期を把握できていない人は、まずは基礎体温をつけてみるのがいいでしょう。あまりにも生理周期がバラバラの人は、一度受診を検討してみてください。（竹元先生）
■気分が上がる！ 総レースのかわいい吸水ショーツ
程よくフィットするカットオフレース。マチに取り付けられた４層構造の吸水体が約50mlを吸水。
トゥシェ チェリッシュムーン 吸収型サニタリーショーツ ￥4,290／グンゼ
表側は総レース、内側はフィット感のいいパワーネットにすることで、美しさと安心感を両立。
30～40ml吸水可能。吸水サニタリーショーツ ¥3,000／PEACH JOHN
■【お悩み2】
寝ている間に伝い漏れをしてしまい、シーツやベッドの後処理が大変なんです。
「寝ている間にナプキンがズレてしまう」「経血量が思っていたより多く、後方まで血が広がっていた」などの理由で伝い漏れをしてしまう人には、ショーツ型のナプキンが最適。
寝返りしても横漏れせず、後ろまでしっかり守ってくれるので安心です！
ただ、あまりにも経血量が多い状態がずっと続く人は、受診をオススメします。（竹元先生）
■全方位ガードで、安心して朝までぐっすり！
48cmの超ロング吸収体が腰までカバー。お尻の谷間にぴたっと沿い、寝返りしてもすき間ができにくい。ロリエ 朝までブロック 安心ショーツ M-Lサイズ 5個入り [医薬部外品] ￥548（編集部調べ）／花王
はくだけで正しい位置に吸収体がセットされ、腰まで全面ガード。脚まわりのギャザー設計で、横漏れも安心。ソフィ 超熟睡ショーツ 特に多い夜用 S〜Mサイズ 5個入り [医薬部外品] ￥658（編集部調べ）／ユニ・チャーム
■【お悩み3】
ドライブ中や美容院での施術中にシートを汚してしまったことがあり、長時間座っているのが心配！
せっかくのお出かけでの失敗、不安ですよね。頻繁にナプキンを替えられるならそれが一番いいですが、取り替える時間がないときは下記の「シンクロフィット」をプラスしたり、タンポンを使用したりするのがオススメです。
また、ナプキン単体で失敗する場合、もしかしたらそもそもの経血量と吸水量が合っていない可能性も。心当たりのある人は、吸水量が多いものを使ってみてください。
ただ、こちらも経血量が多い状態が長引くのであれば病院で受診を。（竹元先生）
■ナプキンにプラスオンして安心感アップ！
デリケートゾーンに挟むように密着させるタイプで使用後はトイレに流せるから使いやすい。ナプキン単体で使用するよりも約2時間分吸水量をプラスできる。ソフィ シンクロフィット[医薬部外品] 12個入り ￥383（編集部調べ）／ユニ・チャーム
■【お悩み4】
人と会うときにニオイが気になってしまって……。
人との約束の前にナプキンを替えたり、デリケートゾーン用のウェットシートやスプレーを使うなどしてさっぱり清潔にしておくのもアリですが、本来膣内は、そこに棲む善玉菌が膣内を酸性に保つことで、雑菌を繁殖させにくくしています。ところがニオイを気にし過ぎて、膣内を水やお湯で洗浄したり、アルカリ性の石けんやボディソープで洗い過ぎたりすることで、逆に膣内のphバランスがくずれてしまい、自浄作用がはたらくなってしまうケースも。そのためデリケートゾーンを洗うときは、酸性寄りの専用ソープを使うのがいいでしょう。また、あまりにもにおう場合、感染症などに罹患している場合が。気になるようであれば病院へいらしてください。（竹元先生）
■弱酸性の専用ソープの泡で優しく洗う
皮膚と同じ弱酸性。ふわふわ泡で汚れを浮き上がらせて優しく洗い流せるだけでなく、肌トラブルのもとであるカビ（真菌）と細菌をダブルで抗菌。コラージュフルフル泡石鹸[ピンク] 300㎖ ￥2,530／持田ヘルスケア
■【お悩み5】
生理中はイライラして人に八つ当たりをしたり、暴飲暴食を止められなかったりして後から後悔することもしばしば。かと思えば、集中力が散漫になり、大切なシーンでぼーっとしてしまうことも……。
これらの症状は、女性ホルモンのバランスの乱れで起こると考えられているPMS（月経前症候群）によく見られる症状です。PMSは生理前だけに症状が出ると思われがちですが、人によっては月経中や排卵時に出る場合もあるんです。もしお悩みの症状がPMSであれば、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸などの漢方や女性ホルモンを整えてくれるサプリ、低用量ピルを頼るのもありでしょう。（竹元先生）
■月経前の女性の変化をやさしくサポート
月経前の女性の変化をサポートするビタミンEの一種であるγ（ガンマ）-トコフェロールや、健康と美容をサポートする成分・エクオール、不足しがちなカルシウムを摂取できる複合型サプリ。トコエル1日1袋（3粒）目安×7日分 ￥1,296／大塚製薬
生理中だって快適に過ごせる！
ここまでに、みなさんのお悩みに当てはまるものはあったでしょうか？ ぜひこれらを参考に、生理中も前向きに過ごしてくださいね！
監修：竹元 葉先生（sowaka women’s health clinic）
文（編集協力）：中田絢子
