「物価高だけどお金を貯めなきゃ」と考えているあなた。結婚5年で総資産3000万円超という主婦投資家のりりなさんに、今どきの「お金を貯めるステップ」について教えてもらいました。まずは、現状を把握して、家計のムダを知ることから始めましょう!
教えてくれたのは▷りりなさん
30代の主婦投資家。1児の母。結婚を機に2018年から家計管理と投資を始め、結婚5年目で資産3000万円を突破! 投資についてInstagramを中心に発信中。著書に『主婦にやさしいお金の増やし方BOOK』(KADOKAWA)。
お金を貯めるには3つのステップがあります
【STEP1】家計管理、"経済圏"入り
【STEP2】つみたてNISA、ふるさと納税
【STEP3】iDeCo、個別株投資など
今回は、STEP1の家計管理についてご紹介します。
※STEP2「ふるさと納税」、STEP3「iDeCo」「個別株投資」について知りたい方は、りりなさんの著書『主婦にやさしいお金の増やし方BOOK』(KADOKAWA)をご覧ください。
※サービス内容は2023年9月1日時点のもので変更になる可能性があります。
家計管理はラクで続くものを選ぶべし
お金を貯めるための基本は、家計管理をすること。家計簿や家計簿アプリなどで収入と支出を把握し、振り返って反省し、家計のムダをそぎ落とすことから始めましょう。
■"現状把握"は何より大事!
家計簿は面倒だから、と後回しにしてしまいがちですが、りりなさんは「1カ月の支出がどれくらいなのか紙に書き出すことから始めました」といいます。家計の現状を把握し、何にいくら使ったのかをしっかり見直してムダなものを省いていくことで、貯め体質になってくるのだそう。
「どんな方法でもいいので、自分がつけやすい家計簿の形式でつけてみてください」
いろいろ試して行きついたアプリ
りりなさんは家計簿機能があり、資産管理もできるアプリを利用。これは銀行口座やクレジットカードなどと連携しておくと、収入や支出が自動的に入力されて計算もしてくれる画期的なもの。忙しくても、手間なく家計簿をつけることができます。1カ月の収入・支出の全体像がグラフで把握でき、費目ごとに見直しやすいのも◎。
[マネーフォワード ME]
アプリのメリットは、過去のデータが比較しやすいところ。毎月の費目ごとの支出額を時系列で表示できるので、その月に使い過ぎているかどうかがすぐに分かります。一家の総資産の増減も一目瞭然です。
※紹介している機能の中には、一部有料版のプレミアムサービスのものもあります。
こんな方法も
■エクセル家計簿
使ったお金の費目別に金額を入力していくと、自動的に計算してくれるから、ラクに家計簿がつけられます。そのデータを使ってグラフで表示することも可能。毎日パソコンを立ち上げる人向き。
■手書きの家計簿
家計管理初心者は、手書きの家計簿がおすすめ。書き出してみると気づくことがたくさんあります。書いただけで満足せずに、本来の目的である「見直し」をしっかりして、ムダを省くように心がけましょう。
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貯め体質になるために、家計管理は避けて通れません。家計簿や資産管理アプリは、計算する手間もなく、収入や支出が自動的に入力されて、グラフで過去のデータと比較できるので、忙しい人にも使いやすいですね。
イラスト/志喜屋麻美 取材・文/生島典子