先日、撮られた写真を見てギョッとしました。なんだこのあご下のたるみと首のシワは…。顔はメイクでごまかせても、首は正直ですね。簡単ストレッチで一緒に若返りをはかりましょう。今回は、「フェイスラインの筋肉や二重あごに効くストレッチ」をご紹介します!
教えてくれたのは▷表情筋研究家間々田佳子さん
顔の表情筋を左右バランスよく整える「コアフェイストレーニング」考案者。自身の顔のたるみを改善した体験を基にメディア、セミナー、企業の社員研修など幅広く活躍。新著は『魔法の1分 フェイスアップダンス』(主婦の友社)。
「首のシワ 」 解消ストレッチの心得
顔と体が1本の軸でつながっているイメージで行なう「コアフェイストレーニング」を土台として、首のシワ解消ストレッチをします。座り姿勢と首の筋肉の使い方がポイント。
■姿勢を正して座って行なう
ストレッチは意識して姿勢を整えやすいので座った状態で行ないます。背筋を伸ばしてあごを引き、頭のてっぺんから糸でつられているようなイメージで体の中心軸を整えましょう。
背中を丸めると中心軸が整わない。また足を交差させて座ると顔と体がゆがむ。
■最終目標は首の 「M字」 ライン
シワが気にならない、引き上がった首元は、フェイスラインが引き締まり、首の両脇がくびれて「M」字ラインができる。
フェイスラインもスッキリ! 対角線「ウー」トレ
横を向いて口を「ウー」の形にすぼめるストレッチ。胸鎖乳突筋だけでなく、フェイスラインの筋肉にも効くので、シャープな輪郭も手に入るうれしいおまけつき!
(1)顔を正面から斜め45度へ平行にスライドさせる
胸鎖乳突筋を意識しながら、顔を斜め45度へゆっくりと平行にスライドさせ、あごを少し引く。
(2)「ウー」の形に口をすぼめてほおから首までを伸ばす
口を「ウー」の形にすぼめ、ほおから首を伸ばして10秒キープ。反対も同様に。5往復。
【応用編】美首ラインをGET! 対角線「ベー」トレ
対角線「ウー」トレよりちょっときつめなストレッチがこちら。舌を出すことであご下にも効かせられ、二重あごの解消もプラス!
(1)顔を正面から斜め45度へ平行にスライドさせて
胸鎖乳突筋を意識して顔を斜め45度にスライドさせ、あごを少し引く。
(2)「ベー」と舌を出して広頸筋にも効かせる
舌を「ベー」と出してあご下の広頸筋を意識して10秒キープ。反対も同様に。5往復。
【NG】あごが上がってしまうと効かない!
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マスクをしている今のうちに、気になるフェイスラインと二重あご、スッキリさせておきましょう!
撮影/青柳理都子 ヘア&メイク/伊東美智子 イラスト/藤本けいこ 編集協力/白倉綾子