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【2023年のおせち、どうする?】 近頃はノーおせち派も⁉ 35年間のおせちの変遷に注目

  • 2022年12月27日
  • レタスクラブニュース
ことしで創刊35周年を迎えた『レタスクラブ』。「へとへとな毎日をもっとラクに、楽しく!」をモットーに、あらゆる情報を発信している『レタスクラブ』は、時代の移り変わりとともに、誌面もどんどん進化を遂げてきました。今回は、伝統ある日本文化・おせちの変化についてご紹介します。




トレンドをたどればわかる? おせちは時代の写し鏡


今年も新顔が多数登場し、市場をにぎわせているおせち料理。コロナによる巣ごもり消費で、ここ数年は売り上げも絶好調です。好きなものを1マスずつ選んで詰められる「カスタマイズおせち」や、プラスチックではなく紙製のカップなどを使った「サステナブルおせち」、さらにはコロナで犬を飼う人が増えたことから「犬用おせち」までもが登場。まさにイマドキ! 近年は三が日でもスーパーや飲食店が開いていることから、「おせちは元日だけ」という人が増加。核家族化や少子化とも相まって一段重など小さめのおせちが人気となり、オードブルおせちや中華おせちなど多様化も進んでいます。

そう。おせちって実は、時代を反映しているものなのです。

『レタスクラブ』が創刊された35年前は、「年末に食材を買い出ししておせちを手作りし、三が日に備える」という人が主流でした。当時の『レタスクラブ』年末号は、一冊まるごとほぼおせち大特集。やがて1980年代にはデパートで重箱入りおせちが売られるようになり、共働き世帯が専業主婦世帯を上回った1990年代からは「作らず買う」派が急増。その後は時短料理の流行にともなって『レタスクラブ』でも例年、電子レンジや冷凍食品、ポリ袋を活用した時短おせちのレシピを紹介。おせちが時代を反映し、それに沿ったレシピを展開し続けてきました。





■形式にこだわらず「正月らしく贅沢に肉を!」という発想も

そもそもおせちって、なぜ食べるんでしょうか? ものすごくざっくり言うと、新年を祝って歳神様にお供えした料理をいただく、というのがルーツ。三が日は家事もお休みにするため、保存がきく料理が中心となりました。

そんな中、最近増えているのがおせち離れです。お料理に関心が高い『レタスクラブ』読者の方も、すべて手作りするのは全体のたった6%という結果に!(『レタスクラブ』読者アンケート(2022年7月実施、1147人回答)より)
作らずに食べたいものだけ購入したり、お重を購入するという人も増えています。また、せっかくなら、もっと食べたいものにお金をかけよう!という人が増え、最近は肉のごちそうが人気です。かたまり肉を使ったローストビーフなどゴージャスな肉料理、さらには誰もが大好きなすき焼き、しゃぶしゃぶ……日頃の食卓にはなかなか並ばない特別感に、お正月ムードもがぜん高まります。出した瞬間、みんなの歓声が聞こえてきそう! 
いつもと違ったおせち料理や、お肉のごちそうなどで、楽しいお正月をお過ごしください!





文=長田由香

【レタスクラブ編集部】

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