「勉強しなさい」と言われると勉強したくなくなる。「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。テストの前の日に限って部屋の掃除がしたくなる。
理由はよくわからないけど、誰もが一度は経験したことのある「あるある」な現象ではないでしょうか? 実はこうした現象にはちゃんと理由があったり、研究者によって名前が付けられていたりするんです。それでは、そんな「ふしぎ現象」の名前と由来を、楽しいイラストとともに見ていきましょう。
これを知れば、家族や友達に自慢気に語れること間違いなし! ご近所さんとの会話や職場でのエレベータートークにもぴったりです。
※本記事は「ふしぎ現象」研究会 編集、ヨシタケシンスケ イラストの書籍『大人も知らない? ふしぎ現象事典』から一部抜粋・編集しました
~大人も知らない? ふしぎ現象~
眠れない夜、部屋で「シーン」という音が聞こえる…ナンデ?
それは… ダンス細胞の音
それは耳の中にある、音を受け取る細胞が動いている音です。この細胞は踊っているみたいに動くことから「ダンス細胞」と呼ばれています。音がした時、耳の中では感覚器官がその音によって揺れるのですが、小さな音だと揺れも小さく、うまく捉えることができません。ダンス細胞は小さな揺れを増幅して脳に届けるため、常に動いて準備をしています。だから静かな部屋では、耳の中でダンス細胞が動く音が聞こえるのです。
~大人も知らない? ふしぎ現象~
眠れない夜、部屋で「シーン」という音が聞こえる…ナンデ?
■ふしぎ現象コラム
「ダンス細胞」は1秒間に2万回も動くことができますが、それは「プレスチン」という超高速で動けるタンパク質のおかげです。
編集=「ふしぎ現象」研究会、イラスト=ヨシタケシンスケ/『大人も知らない? ふしぎ現象事典』(マイクロマガジン社)