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普遍的でシンプルなものを長く使って「育てる」楽しみ/心地よい暮らし方を探して

  • 2022年4月19日
  • レタスクラブニュース


もの選びにとことんこだわる私が使い続けている収納カゴはこれ!

引越しや子どもの成長など、ライフスタイルが変わるときはものの見直しどきです。「1つ買ったら1つ手放す」「今必要なものだけ持つ」ことを心がけている私ですが、一方でずっと手放さず、できるだけ長く使い続けたいと思っているものもあります。そのひとつがニトリのラタンのかご。これはニトリの定番品なので、買い足したいと思ったらいつでも買えるし、とくに値が張るものでもないし、それでいて軽くて程よいサイズ感。両サイドに持ち手になる穴が開いているから持ち運びもラク。別売りのふたも持っているのですが、ふたをすれば中身を隠すこともできるし、かご同士スタッキングもできます。

最初にこのかごをふたつ買ったのは8年前。娘たちもまだ小さく、ふたりのおもちゃ入れとして使っていました。その役割を終えると、次は子どもたちの洋服の一時置きになり、その後、寝室に置いて本や絵本のミニ本棚になり、キッチンに置いて乾物収納にしていたことも。空になったペットボトルの回収ボックスとして使っていたこともありました。とにかくあらゆる場所であらゆる使い方をしていたのが、このラタンのかごです。「私のかごランキング」なるものがあるとすれば、形、大きさ、価格、持ちやすさなど全ての条件をクリアしたこちらが、たぶんベストワンです。じつはこの3月にわが家は引っ越しをしたのですが、もちろんこのカゴも新居に持っていき、今は夫と私のパジャマ入れにしています。

ラタンのような天然素材のものは、最初白っぽかったものが次第に色濃くなって空間に溶け込んだり、編み目が自然にきゅっと詰まってきたり、時間の経過とともに「育てる」楽しみがあります。私はそんな経年変化も好きなので、天然素材に関してはなるべく長く持ちたいと思っています。環境に負荷をかけずサステナブルという点では、同じものを長く使い続けることが一番ですよね。

このかごに限らず、昔から変わらないシンプルなデザインのものって、使い方の自由度が高い。アイディア次第で使い道が広がるから、壊れない限りは捨てる理由も見つかりません。しかも頑丈で壊れないからますますそこにあることが当たり前になり、愛着もじわじわと湧いてきます。なんとなく選ぶのではなく、これ! と決めたアイテムを大切にすることが、暮らしを豊かに、便利にしてくれるとも思っています。

シンプルライフ研究家 マキ


不要なものは持たない「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をする。雑誌やテレビなどで発信や講演活動も行なう。著書は『なくす家事』(小社刊)はじめ12冊。夫と中学生、小学生の女の子の4人家族。オンラインサロン「シンプルライフ研究会」主宰。

撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子 デザイン/河村かおり(yd)

文=レタスクラブ編集部

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