年の初めは、いろいろとやる気がわいてきますね。「今年こそ食べてキレイを実践したい!」「ダイエットを成功させたい!」と思われている方、毎日の習慣から変えてみませんか?
美養フードクリエイターの筆者が40歳から始めたことを3つご紹介します。
(1)21時以降は食べない
健康美容の要である腸内フローラをいい状態に保つには、夜遅く食べるのはNGです。
腸は、副交感神経が優位に働く夜に活動する臓器です。そのため、夜遅くに食べると、胃腸が消化吸収をしなければならず、本来の働きができません。
消化にかかる時間は、食べものの種類によっても異なりますが、だいたい3時間といわれていますから、21時には食事を終わらせましょう。
(2)毎日発酵食品
食べものから摂った乳酸菌などの有用菌は、腸内に住み着くことはできません。ですから少量でもいいので毎日食べることが大切です。
有用菌が腸内にいる間は、すでに腸内に住み着いている善玉菌の働きをサポートします。食べものから摂った有用菌は、たとえ生きて腸までたどり着かなくても、善玉菌のエサとなりますから腸内環境美化に役立ちます。
また発酵食品には、ヨーグルトやチーズなどの動物性発酵食品と、漬物や納豆などの植物性発酵食品があります。腸内の菌の種類が多いほうが免疫力が高まるともいわれていますから、バランスよく動物性と植物性の発酵食品を食べるように心がけましょう。
(3)毎日スーパーフード
数年前からブームになっているスーパーフードには、一般的な食べものにあまり含まれていない栄養素や、ある種の栄養素が突出して含まれています。アンチエイジングに欠かせない抗酸化成分が豊富に含まれているのも特徴の一つです。
少量で多くの栄養素を摂ることができますから、抗酸化力の強いスーパーフードを毎日の習慣にしています。
おやつ感覚でそのまま食べられるベリー系スーパーフードや、スムージーとして飲むことのできる粉ものなど、さまざまな種類がありますから、ご自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。
食事は、毎日必ずとるものですから、ちょっとした心がけで身体は変わります。毎日の食習慣を改めて、今年こそは食べてキレイを実践したいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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