みんなで集まる機会が多い年末年始は、食べ過ぎが連続する季節です。楽しくてついつい食べ過ぎ。またストレスで食べ過ぎ……。気がつけば胃のあたりが緩んで、上の方からお腹がポッコリしていませんか?
胃周辺のボディラインをスッキリさせる、この季節にぴったりのエクササイズをご紹介します。
胃は平滑筋という筋肉でできていますので、たくさん食べると筋肉が伸展し、大きくなります。
胃周辺の腹筋上部をエクササイズで鍛えて引き締めておけば、膨張した胃周辺、つまりウエスト上部もスッキリと見せることができます。
また、腹直筋のみでなく腹筋全体を鍛えることにより、胃以外の内臓も、身体の外側から正しいポジションにサポートできます。
腹筋上部の緩みチェック
以下の項目がいくつもあてはまったら、「腹筋上部」要注意です。
□猫背である
□胃下垂である
□デスクワークが多い
□下を向いて歩くことが多い
□スマホの時間は一日90分以上
□階段は使わず迷わずエレベーター
日常で筋肉を使う機会が少ないと、体幹が緩み、姿勢が悪くなり、腹筋上部、つまり「胃」周辺の筋肉の緩みにもつながります。すると食べ過ぎたときに、ウエスト上部(胃周辺)が膨らみやすくなります。エクササイズで日頃から鍛えましょう!
「腹筋」のエクササイズには様々な方法があり、鍛える対象の筋肉も異なります。
「シットアップ」は骨盤をアップさせ、下腹部に効かせます。骨盤を固定して、上半身をアップさせる「クランチ」が腹筋上部に効果的です。椅子に座ってできるチェアークランチをご紹介します。
フロアで行うと骨盤が上がってしまうケースが見受けられます。「骨盤を固定すること」を意識して行いましょう。
(1)骨盤を立てて脚をそろえて椅子に深く座り、腕をクロスさせて組みます。
(2)肘をおへそに近づけるように背中を丸め、10秒キープ。これを20回行います。
さらにできる人はこちらにチャレンジ
(1)座面に手を添え椅子に浅く腰掛けます。膝とおでこをタッチするように、腹筋を縮めてください。呼吸を止めずに、息を吐いたときにおへそを背骨に押し込むように行うと腹筋が使われます。この時、両ひざを離さないようにしましょう。
(2)上半身を丸めている時は、腹筋上部に効いていることを感じながら行ってください。リズミカルに20回繰り返します。
腹筋運動は、正しく行わないと腰を痛めるため、正しいフォームで行ってください。
腹筋上部を鍛えれば、座ってお食事する時も胃の周辺がスッキリと見えます。エクササイズで引き締めて、心おきなく食事を楽しみましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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