「グラスフェッドバター」初耳の方もいるかもしれません。最近は、テレビなどでも取り上げられる機会が増え、世間にも多く出回るようになりました。
普通のバターに比べて、健康効果や美容効果が高いとされています。そうと聞いたら、普段の食事にも取り入れるしかないでしょう。
今回は、料理研究家の筆者が「グラスフェッドバターの効果や利用法」などをご紹介します。
グラスフェッドバターとは、牧草のみを食べて育った牛から取れた乳で作ったバターです。これに対して、トウモロコシなどの穀物で育った牛の乳で作ったバターを、グレインフェッドバターと言います。
グラスフェッドバターはグレインフェッドバターと違い、不飽和脂肪酸が多く含まれていて、コレステロール値を下げる作用があるとされ、ダイエット効果が期待されます。
話題の「バターコーヒー」
テレビでも紹介され、有名人の方も推薦しているのが、バターコーヒーです。
作り方は、コーヒーにグラスフェッドバターを入れて溶かすだけで、特に工夫は要りません。
バターの香り漂う、コクのあるコーヒーになります。オーガニックコーヒーを使うと、さらに健康的です。
「バタービール」で子どもも喜ぶ
映画ハリーポッターでお馴染みの飲みものが、バタービールです。飲んだ後に、唇の上につく泡が可愛らしく、とても美味しそうに見えます。これは架空の飲みものではなく、実際に作れるもの。
簡単な方法としては、卵白でメレンゲを作り、そこに砂糖とグラスフェッドバターを入れて溶かします。グラスにジンジャーエールを注ぎ、さっきのメレンゲを泡に見立ててのせるだけ。
子どもにも喜ばれます。
大人な「ラムレーズンバター」に
グラスフェッドバターを使った、ちょっと大人なラムレーズンバターはいかがでしょう。
レーズンをラム酒に漬けてしばらく置き、やわらかくしたバターに砂糖と一緒に混ぜます。それをラップに包んで冷やせばできあがり。
パンに塗ってもいいし、クッキーに挟めば大人のバターサンドです。
いかがでしたか? グラスフェッドバターは、普通のバターと特に使い方が変わるということはありません。同じように使用できます。
ただ、やや値段が高いので、大事に使いたいところですね。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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