日中は夏を感じさせるような暑さになる時もある5月。急いで夏服を出したという人も多いのでは。露出が増えるとやはり気になるのが、二の腕や太ももなど今まで洋服に隠れていた部分ですよね。近年、朝食とダイエットの関係性が多く研究されています。
食べない方が痩せると思いきや、朝食をとらないと肥満のリスクが朝食をとったときに比べて5倍にもなるというデータもあります。では、朝食には何を食べたらいいのでしょう。サラダ? それともパン? 今回は朝食に食べることでダイエットサポートになる食材を3つご紹介します。
大麦に含まれる「大麦β-グルカン」という水溶性食物繊維は、最初に食べた食事(ファーストミール)だけでなく、次に食べる食事(セカンドミール)の血糖値にも影響を及ぼします。朝食に食べることで、朝食・昼食の血糖値上昇を抑制することができる他、糖質においては昼食・夕食の糖質の吸収を抑えるという報告もあります。
1日のトータルの糖質を抑制することができる大麦。朝のはじまりに食べてダイエットに役立てたいですね。
朝食に卵やチーズ、低脂肪の肉など高タンパクの食材をメニューに加えると、日中の食欲が抑えられ太りにくくなるという研究がミズーリ大学で発表されています。目玉焼きやスクランブルエッグなどは、料理が苦手でも作ることができ、簡単に調理できるのが特徴でもあります。
日中のお菓子がやめられないという人は、朝食に卵料理を加えてみてはいかがでしょうか。
ご飯に含まれるでんぷんは、冷えることでレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)と呼ばれる消化・吸収されにくいでんぷんに変化します。食物繊維と良く似た働きをすることで知られるレジスタントスターチは、大腸で善玉菌のエサとなるのですが、その分泌される物質に細胞の新陳代謝や脂肪の燃焼を促す作用があることがわかっています。
冷たいご飯は脂肪を溜めにくい!?
また、温かいご飯と比較すると血糖値の上昇も緩やかになるため、脂肪を溜めにくくなるのだそう。冷たいご飯で朝ごはんというシチュエーションはあまりありませんが、おにぎりなら冷たくても美味しくいただくことができますよね。適度にとりいれてみてはいかがでしょうか。
朝食に、“太りにくい”食材を適度にとりいれれば、ダイエットも無理なく続けることができますね。
(ベジ活アドバイザー/一般社団法人食べてキレイになる協会 理事・生井 理恵)
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【参考】
※日経ヘルス編集部 (2016)日経ヘルス 2016年 11月号(日経BP社)
※大麦の魅力 – 大塚製薬
※朝食をしっかりとると肥満を予防できる – 日本生活習慣病予防協会
※夏のダイエットに「冷やご飯」を取り入れよう! – 美容皮膚科シロノクリニック