多くのチーズは独特の香りと風味があって好き嫌いが分かれますが、モッツァレラチーズにはそれがありません。ふわっとしたほどよい弾力と、見た目が可愛らしいのも魅力です。クセがなく扱いやすいので、いろんな料理に合います。使えるようにしておくと、いろいろな場面で役立ちます。今回は、料理研究家の筆者が「モッツァレッラチーズの上手な使い方」をご紹介します。
モッツァレラとはイタリア語で「引きちぎる」の意味で、名前の由来はそういった製法の過程から来ています。水牛もしくは乳牛から取れる乳が原料となっています。甘みがあってクセがなく、モチっとした食感が特徴。たんぱく質が豊富に含まれています。ダイエット中はたんぱく質が不足し、肌荒れの原因になります。モッツァレラチーズはカロリーも低いので、ダイエット時にピッタリの食材と言えます。
定番のカプレーゼに
もう日本でもお馴染みのカプレーゼ。モッツァレラチーズの水気をよく切ってから、5㎜幅くらいにスライスします。トマトも同様に切って、モッツァレッラチーズと交互に重ねて並べ、バジルをのせてオリーブオイルと塩胡椒をかけてできあがり。生ハムやアボカドを合わせても美味しいです。
パスタやピザに添えて
モッツァレラチーズはパスタのトッピングにピッタリ。炒めたパスタにのせて麺と絡めると、余熱でほどよく溶けてまろやかさが加わります。トマトソース、ホワイトソース共によく合います。ピザやグラタンといった料理に用いるのも定番ですね。
味噌漬けもあり
ちょっと変わった楽しみ方に、味噌漬けにする食べ方があります。作り方は簡単。密閉袋に水をよく切ったモッツァレラチーズと、味噌とみりんを入れて一晩漬けるだけ。あとはスライスして、オリーブオイルやブラックペッパーなどをかけて食べます。おかずにもなり、おつまみにもなる一品です。
春らしいデザートに
クセのないモッツァレラチーズは、フルーツとの相性もとても良い。今の時期ならイチゴと合わせると、ほどよい酸味と甘みにチーズの味が重なり、春らしい爽やかなデザートになります。柑橘系と合わせると、これからの暑い時期に相応しい清涼感がありますね。
いかがでしたか? モッツァレラチーズは見た目も可愛らしいので、料理にのせるだけでも華やかに感じられます。トーストにのせて焼くだけでも美味しく、とても使い勝手のいい食材なので、是非利用してみてください。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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