関西の方は必ず持っているという説があるほど、家庭に浸透しているのがタコ焼き器です。地域に関係なく、ホームパーティーなどをする際には役に立つアイテムです。ホットプレートタイプのものや、ガスコンロにのせるタイプもあるので、お花見など屋外でも使用が可能。さらに、タコ焼き以外の料理を楽しむことができます。今回は、料理研究家の筆者が「タコ焼き器で楽しめるメニュー」をご紹介します。
「アヒージョ」は油はねに注意しながら
タコ焼き器でのアヒージョは、穴にオリーブオイルとニンニクを流し入れ、タコやエビやホタテなどを入れて作ります。しかし、注意して欲しいのが油はねです。食材に水分が含まれているとはねやすくなるので、しっかり拭き取ってからおこなってください。温度を上げ過ぎるのもはねる要因になるので、火加減の調節も大事。温度調節できないスイッチのみのタコ焼き器には適しません。
コロコロした「焼きおにぎり」に
穴のサイズに合わせ、少量のごはんを軽く丸めたものを入れて焼いていきます。表面にほどよく焼き色が付いてきたら、醤油とみりんを合わせたタレを塗ってください。コロコロした可愛らしい焼きおにぎりが出来上がります。
一口サイズの「オムレツ」に
タコ焼き器の穴に溶いた卵を流し入れ、そこに具材も加えて、焼けてきたら丸めて形を整えます。具材は、玉ねぎやソーセージ、ハムなどをお好みで。出来上がったらケチャップなどをかけるだけです。一口サイズのオムレツは、お弁当のおかずにもピッタリです。
「ベビーカステラ」で簡単スイーツ
ホットケーキミックスを水や牛乳で溶いたものを、タコ焼き器に流し入れます。表面が泡立ってきたら、転がして形を整えてください。出来上がったベビーカステラは、ハチミツをかけてもいいし、チョコレートソースやアイスをのせるとよりスイーツらしくなります。
いかがでしたか? タコ焼き器ひとつで、これだけの楽しみ方があります。確かに家庭に一台あってもいいものかもしれません。戸棚の奥で眠っているという方は、久しぶりに取り出して遊び感覚で作ってみてはいかがでしょう。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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