ハーブは私たちの生活には欠かせない植物。ヨモギやバジル、オレガノ、みかんの皮などの果物など昔から身近にあるものばかりです。ハーブと聞くと育てて、眺めて、おしゃれなティータイムなどのイメージがありますが、今回はご飯のお供「ふりかけハーブ」の活用レシピをお届けします。
<ブレンドレシピ:バジル、モリンガ、フェンネル>
ダイエットふりかけでは、食欲抑制や消化促進、代謝アップなどの作用があるハーブを選びます。とくにモリンガの葉と花はハーブやお茶として、種はオイル、根は漢方薬や香辛料として、ほか化粧品や香水にも使われているスーパーハーブです。腸内環境を整えてくれるので便秘解消にも◎。お好みでドライハーブの中に岩塩やごま、ジャコや鰹節などの薬味を入れると美味しいですよ。
<ブレンドレシピ:シソ、ショウガ、サンショウ、ワサビ>
美肌ふりかけでは、ニキビや吹き出物、肌の新陳代謝を整え高める栄養素が含まれるシソと体を温める代表的なハーブ、ショウガやサンショウ、脂肪燃焼や血行促進、消化促進作用があるブラックペッパー、むくみや老廃物排泄を助けるワサビのブレンドがおすすめです。どれも歴史のある伝統的なハーブですよね。シソは「ゆかり」のふりかけで馴染みがあります。サンショウやワサビ、ブラックペッパーはどれもスパイシーなので、苦手な方は割合を減らすといいですね。鰹節やごまと混ぜれば食べやすくなります。
<ブレンドレシピ:クミン、クローブ、ブラックペッパー、フェンネル>
サラダやグリルなどの魚や肉料理にはスパイスふりかけが相性抜群。ケチャップやマヨネーズ、味噌と混ぜればディップとしても楽しめます。スパイスハーブに選んだのは、クミン、クローブ、ブラックペッパー、フェンネル。フェンネルは消化促進や口臭予防、食欲抑制作用があり、クミンやブラックペッパーには脂肪燃焼や血行促進、消化促進など、クローブには抗酸化作用や子宮機能の強化などに良いとされています。スパイスの香料をより楽しむには、すべて同じ割合でブレンドして、フライパンで弱火で3分程度焦がさないように炒めます。お好みで岩塩やごま、ジャコを入れてもOK。熱が取れたらミルかすり鉢(ボールに入れて綿棒で軽く潰します)で軽く粉砕して完成です。
ふりかけハーブは1日スプーン1杯程度を目安として摂取してくださいね。ご飯をおかわりしたくなる美味しさですが、ハーブやスパイスの栄養素や成分は体に強い作用をもたらす可能性もあります。ハーブが体に合わない方もいらっしゃいますので、事前に摂取できるハーブか確認してから召し上がりましょう。ふりかけハーブで健康的に内側からキレイを手に入れてくださいね。
(ビューティー&ヘルスライター 町山町子)
【関連記事】
・目指せ料理上手!知っておきたい「塩」の意外な使い方4つ