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お疲れ胃腸に染み渡る〜!米屋が教える本格お粥&雑炊レシピ

  • 2017年1月13日
  • Life & Aging Report

年末年始、忘年会や新年会などで暴飲暴食になりがちですよね。そんなくたくたの疲労困憊の胃腸に染み渡る、身体に優しい本格的なお粥と雑炊を伝授します!

■お粥と雑炊の違いって?

お粥と雑炊って似ている気がするけど、そもそも違いはあるの? と思う方も多いはず。お粥とは、水を多めに加えて生米から炊き上げたものをいいます。「生米」から炊くというのがポイント。雑炊とは、ご飯を水で洗って表面の粘りを取り除き、具と一緒に煮込み、醤油や味噌などで味付けしたもの。ご飯の量を水で増やすことから「ぞうすい」や色々な具材と炊き上げることから「雑炊」とも言われています。また、誤解しやすいと言えば、おじやとリゾット。「おじや」とはごはんを水で洗わずにそのまま煮込んでとろっと仕上げたものをいい、リゾットとはイタリア語で「米(riso)」と「最高に美味しい(ottimo)」を合わせた造語で、米をブイヨンで煮込み、アルデンテに仕上げます。米を洗わずに使うため、周りの粉がとろみとなり、旨みを引き出します。

■簡単本格中華粥レシピ

筆者が香港で食べた本格的な中華粥を思い起させるほど、とっても美味しい中華粥です。簡単なのでぜひお試しを!

【材料】

・米 1カップ、・水 7カップ、・ほたて貝柱水煮 1缶(120g)、・生姜の千切り 1欠片、・鶏ガラスープの素 大さじ3/4、・塩 少々、・胡椒 少々、・ごま油 少々、・ネギ 少々

【作り方】

1.米を洗い、水とほたての汁を入れて強火にし、沸騰したら弱火にして炊きあがていく。(※焦げないように時々混ぜること。)

2.お米がふっくら軟らかくなったら、生姜の千切り、鶏がらスープの素、塩コショウを加えて、少々煮込み、最後に盛り付けてからホタテとネギを真ん中に盛り付け、ごま油を回し掛けて、出来上がり。

■簡単フリーズドライ雑炊

フリーズドライを使うからと言って侮るなかれ! 旨みが凝縮されたとっても美味しい雑炊に仕上がります。

【材料】

・炊いたごはん 1膳、・きのこ(しめじ、えのき) 50g、・お酒 大さじ1、・醤油 少々、・水 1.2カップ、松茸スープの素

【作り方】

1.ご飯を水洗いし、ざるにあげておく。

2.しめじ・えのきを食べやすい大きさにカットし、お酒を振って電子レンジで1分チンする。

3.お鍋にお水を入れたら沸騰直前に火を弱め、松茸スープの素を入れて混ぜたら、ご飯ときのこを入れて中火で3分コトコト煮る。弱火にして、少量の醤油を回し入れたら火を止めて、5分蒸らして出来上がり。

お米は、水分たっぷりで煮込むことによって、芯まで軟らかくなり、より一層消化吸収しやすくなります。疲れた年始にこそ、胃腸に負担の掛かりにくいお粥や雑炊で身体を休めてみて! 雑穀・玄米雑炊やお粥は、硬さが残って消化吸収が鈍るため、今の時期は白米で作るのがオススメです。
(5ツ星お米マイスター/澁谷梨絵)

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