二重あご、フェイスラインのゆるみ、頬のたるみ。いわゆる「ブルドッグ顔」になってくると、ついつい手や器具で強引に引き上げたりしがちです。「垂れた頬を上げるために、手の力で引き上げるのが癖になっている」「小顔にしたくて、とにかく美顔ローラーでグイグイ引っ張っている」などなど……。どんなに引き上げても重力には逆らえませんが、何もしないままというわけにはいきません。では、もともと脂肪が少ない顔をどうやったら小顔にできるのでしょうか?
顔やせは脂肪を落とすことより、肌のハリ(弾力)を取り戻して筋肉を元の位置に戻すことを意識した方が近道です。今回は、すぐに効果が出やすい顔やせのコツを、食事とエクササイズからご紹介します。
マッサージやエクササイズはもちろんですが、普段の食事を気をつけるだけでも小顔効果につながります。たとえば塩分の多いスナック菓子や揚げ物、夜更かし夜食にカップ麺などは、むくみの原因になります。むくみが解消されるだけでも見た目の印象は変わるので、利尿作用や代謝を上げる食事を心がけましょう。利尿作用がある食材は、バナナやひじき、かぼちゃうやほうれん草、イモ類、コーヒーやハーブティ(ハイビスカスやルイボスティー)など。代謝を上げる働きが期待できるのは、生姜やれんこん、ごぼうなどです。生姜紅茶やハーブティなどは、仕事中でも気軽にとれるところがいいですね。
健康のためにスムージーやコールドプレスジュースなど、ミキサーを活用したドリンクや食材を柔らかくして食べる料理が多くなっています。しかし小顔のためにはなるべく「よく噛んで、アゴを使う」ことがポイントになります。目安はひと口20〜30回前後くらいです。噛むことで満腹感が得られるため、食べる量を減らすことにもつながりますよ。すぐ飲み込んでしまう方は、ゆっくり噛んで食べることを意識してみてください。
マッサージやエクササイズが小顔のためにいいといわれているのは、顔にあるツボやリンパ、血液の流れが改善され、老廃物が流れるからですが、とくに注目したいのが「発汗」です。顔から汗をかくことは、日常生活の中でほとんどないですよね。お風呂やサウナ、ホットヨガ、岩盤浴などで繰り返し汗をかくことで、余分な水分が排出でき、首からアゴ、顔がすっきりしてきますよ。
小顔法にはマッサージやエクササイズなどの方法が紹介されていることが多いですが、今回は食事で小顔になるポイントをお届けしました。よく噛んでアゴを使うことは、口元周りのエクササイズにもなります。意識して取り入れてみてくださいね。ちなみに私は発汗することでむくみが解消され「以前より顔が小さくなったね」といわれましたよ。
(ビューティー&ヘルスライター 町山町子)
【関連記事】
・ほうれい線まで消えちゃう!?頬のリフトアップでシワを解消