寒くなるとお酒を飲む機会が増えますね。ビール、焼酎、日本酒、ウィスキーなどいろいろありますが、今年はちょっと魅惑なお酒にハマってみませんか? もともと薬としても飲まれていたハーブ酒(薬草酒や薬膳酒など)は身体を芯から温めて健康面にも良いとされています。美味しく飲めてキレイになれるなんて一石二鳥ですよね! 今回は「秋冬におすすめのハーブ酒」をご紹介します。
ハーブには様々な成分が含まれていることはご存知の方も多いかと思いますが、ハーブティーにした場合とお酒にした場合とでは成分の抽出量が違います。ハーブティーの場合は水溶性成分のみの抽出なのですが、お酒の場合は油溶性の成分も引き出すことができるのです。また、ハーブに含まれているフィトケミカルと言われる成分は活性酸素から身を守ってくれるのですが、ハーブ酒にはこれが豊富に含まれています。
ここでは基本のハーブ酒レシピをご紹介します。以下を参考に自分だけのオリジナルレシピでハーブ酒を作ってみてください!
<材料>
・750ml位の瓶
・お好みのハーブ:フレッシュハーブの場合は300g、ドライハーブの場合は150g
・ウォッカまたは焼酎:600ml ※アルコール度数35~40%が目安、無味無臭が良い
・砂糖または氷砂糖:お好みで適量
※使用する瓶は必ず沸騰消毒してください。効能や副作用など認識がはっきりしているものを使いましょう。
<作り方>
すべての材料を瓶に入れて約1か月程度漬け込みます。花や葉を使用する場合は2週間ほどで完成です。完成したハーブ酒を飲むときは茶漉しなどで漉してください。
エキナセアは免疫力を高めるハーブとして知られており、風邪予防やインフルエンザ、膀胱炎などの感染症予防に用いられています。セージやタイムも抗菌効果が優れていますので、風邪菌などのウィルスから守ってくれます。
ハイビスカスとローズヒップのブレンドはとても相性が良く、組み合わせると相乗効果を発揮ししてくれるハーブです。疲労回復効果やビタミンCにより美肌にもおすすめです。抽出した色も鮮やかなので見た目も楽しめますよね。
レモングラスやラベンダー、カモミールには心をリラックス効果のあるハーブとして知られています。特にラベンダーはストレスやイライラを鎮めてくれる作用やスキンケア、ヘルスケアにも幅広く用いられています。寝る前にお湯割でいただくのがおすすめです。
オリジナルハーブ酒を作る際は、自分に何が合うのか、ハーブを扱う注意点など専門家に聞かないとわからないこともありますので、専門店などの説明を受けてハーブを購入してくださいね。一般的なものから始めてみてください。
(ビューティー&ヘルスライター 町山町子)
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