秋が旬の食べ物といえば「栗」ですよね。本来、茹でるだけでも美味しく食べられる栗ですが、「茹でた栗がパサパサ」「虫が……!」という経験から、自分で茹でるのが苦手という方もいるのではないでしょうか? そこで今回は、美養フードクリエイターである筆者が、栗の虫食いの見分け方、美味しい茹で方、保存方法をご紹介します。
(1) 目で見る
まずは、栗の実に小さな穴が開いていないかチェックします。穴が開いているものは、卵が生みつけられています。
(2) 水に浸ける
卵を産み付けた直後は穴が開いているのですが、徐々に穴がふさがるため、穴の確認だけでは不十分です。1時間以上水に浸けて、浮いてくる栗は虫食いの可能性が高いですから、避けましょう。
1.虫食いを見分けた後の栗をよく洗い、鍋にたっぷりの水を入れて、水から茹でます。
2.沸騰したら火を弱め、フタをして40分(栗が大きい場合には1時間程度)茹でます。
3.熱いうちに鬼皮に切り込みを入れ、茹で汁に戻し、冷めるまで待ちます。
<ポイント>
・熱いうちは、鬼皮が軟らかく剥きやすいので、切り込みを入れておいたほうが食べる時に楽です。ただし、深く切り込み過ぎると中まで煮汁が染み込むので、鬼皮だけに切り込みを入れましょう。
・茹で汁につけたまま冷ますことで、しっとりとした栗に仕上がります。
<茹でた栗>
全部食べきれない場合には、冷凍保存することができます。ジップロックやラップなどで、できるだけ空気が入らないようにしっかりと密閉して冷凍保存します。食べる時は、冷蔵庫で自然解凍、もしくは冷凍のまま調理にも使えます。
<茹でる前の栗>
栗の汚れをふき取り、ジップロックなどに入れてチルドで保存しましょう。洗うと余分な水分が残り、カビの原因になります。渋皮まで剥いた状態で保存する場合には、密閉して冷凍します。茹でた栗と同様、冷蔵庫で自然解凍もしくは冷凍のまま調理に使います。冷凍もしくはチルドで保存すれば、2〜3か月の保存が可能ですが、チルドで保存する場合、カビが出ていないか時々チェックして下さい。
秋の味覚「栗」を、ぜひ美味しく楽しく味わってください。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)
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