ご飯と一緒に、具材を炊き込むだけと、簡単なのにおもむき深い味が楽しめるのが「炊き込みご飯」です。きのこや栗など、秋の味覚を使った炊き込み御飯も美味しいけれど、出来ることならば、常備されているような食材で頻繁に作りたいものです。そこで今回は、料理研究家である筆者が「家にあるものですぐにできる、一風変わった炊き込みご飯」をご紹介いたします。
豆板醤のピリッとした辛さと香ばしい白ごまが、家系ラーメンのトッピングを思い出させます。男性に食べさせてあげたい、ガッツリとしたお味です。
材料(2人分)
米 2合
豆板醤 大さじ1
白ごま 大さじ3
かつお節 10g
しょうゆ 大さじ2
作り方
1.お米を炊飯器に入れて、豆板醤、白ごま、しょうゆを加える。
2.炊きあがったら、豆板醤が固まらないように全体を軽くかき混ぜ、鰹節を混ぜ込んで茶碗に盛りつける。
コンビニで売っているおつまみの乾きものも、炊き込みご飯との相性は抜群です。今回は「さきいかと甘栗入り炊き込みご飯」のレシピをご紹介いたします。
材料(2人分)
米 2合
さきいか 23g〜25g(コンビニで売っているおつまみ用1パック)
甘栗(皮なし) 80g(甘栗パック1つ分)
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
作り方
1.米を研いで炊飯器に入れ、普通より大さじ2ほど多い水加減で、さきいかと甘栗、酒、しょうゆを加える。
2.炊きあがったら全体を混ぜ合わせ、器に盛る。
市販の焼き鳥缶をそのまま入れるだけ。焼き鳥のこってり味に青じその香りが爽やかな、おかず要らずの一品です。
材料(2人分)
米 2合
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1
焼き鳥缶 2缶(130g)
青じそ 10枚
白いりゴマ 適量
作り方
1.米をといで炊飯器に入れ、しょうゆ、酒、焼き鳥を加えたら、いつもより大さじ2ほど少ない水加減で炊く。
2.白いりごまと青じそを加え、全体を混ぜ合わせる。
2.器に持ったら、白いりごまをふりかける。
いかがでしたか? 手抜きなんていわせない、簡単なのにとても美味しい炊き込みご飯をご紹介しました。特に豆板醤や乾き物など、賞味期限までに使い切れない、余って使いみちが分からないといったことの多い食材は、炊き込みご飯に生まれ変わらせることで、一気に用途が広がります。あなただけのオリジナル炊き込みご飯を研究してみてください。
(料理研究家 オガワチエコ)
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