トマトの旬は夏というイメージがありますが、実は春と秋です! 春と秋が、トマトの原産地であるアンデス地方の気候に一番近くなるからだといわれています。トマトに含まれるリコピンは、シミを防ぐ成分としてお馴染みですが、秋の花粉症や乾燥対策にもなります。秋のゆらぎ肌対策にも「トマト」なのです。
(1)秋の花粉症対策に
トマトに含まれるリコピンなどのカロテノイドやトマト特有のポリフェノールには、アレルギー症状の発生を抑える働きがあることがわかっています。ただし即効性はありませんから、毎日続けることがポイントです。秋の花粉症が気になる方は、今からとり始めるとよさそうですね。
(2)乾燥対策に
リコピンには、活性酸素のダメージから細胞を守り、お肌のターンオーバーを整えて乾燥から守る働きがあります。お肌のターンオーバーが乱れると、乾燥やクスミの原因となるだけでなく、バリア機能も低下し、衣服のスレや花粉などの刺激に弱く肌荒れしやすい状態になります。空気が乾燥するこれからの季節は、内側からの乾燥対策もお忘れなく!
(1)皮ごと食べる
高い抗アレルギー効果があるトマトのポリフェノールは、皮の部分に含まれています。ですから、トマトは皮ごと食べましょう。
(2)粉砕して食べる
トマトをそのまま食べてもいいのですが、皮は消化が悪く、せっかく食べているのに有効成分を摂取できていない場合もあります。皮ごとミキサーにかけて食べる(飲む)ことで細胞壁が壊れ、ビタミン・ミネラル・リコピン・ポリフェノールなどの有効成分が吸収されやすい状態になります。ゆらぎ肌対策に食べるのであれば、ミキサーで粉砕してジュースで飲むのがおすすめです。
(3)ビタミンEと一緒に食べる
リコピンは、ビタミンEと一緒に食べることで身体への吸収率が高まるとわかっています。トマトを食べる時は、オリーブオイルやアーモンドオイルなど、ビタミンEが豊富なオイルと一緒に食べましょう。
これから旬を迎えるトマト。毎日の習慣にして秋のゆらぎ肌をケアしたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※トマトの機能・効能について - カゴメ
※トマト果皮ポリフェノール(ナリンゲニンカルコン) - キッコーマン