毛穴の黒ずみやお肌のザラザラ感には、スクラブでのケアがおすすめです。中でも今回は、砂糖やコーヒーなどちょっと意外な材料を使ったスクラブの作り方をご紹介! それぞれの材料が持つ効果やアレンジ方法などもあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
知られざる!?意外な砂糖パワーって?
お砂糖は摂り過ぎると体の冷えを招いたり、血糖値を急激に上げてコラーゲンを壊す原因になったりと、美容とアンチエイジングの大敵ではありますが、お肌に使う場合にはうれしいパワーが。砂糖は、「浸透圧」が高いという性質があります。「浸透圧」というのは水分を引っ張り寄せる力のこと。この「浸透圧」の作用で、肌に対しても吸水と保湿をもたらしてくれるというわけなのです。また砂糖には、傷の修復や、アトピーと合併症になりやすい感染症の抑制にも効果があることが立証されています。日本小児看護学会の発表によれば、赤ちゃんの掻き傷を軽減させるスキンケアとしての有効性も認められているほど。
材料
・砂糖
・オリーブオイル(ココナッツオイルなど、植物性のオイルならなんでもOK)
・器
作り方
砂糖とオリーブオイルを3:4で混ぜるだけ! シュガースクラブの完成です。
砂糖とオイルを混ぜて使用することで保湿効果がアップするだけでなく、お砂糖の粒子がオイルでコーティングされてお肌にやさしい状態になるので、安心して使えます。使用の際は、お風呂の時に気になる部分を濡らしてから、スクラブをのせて円を描くように優しく撫でていきます。少しお砂糖が溶けてから、洗い流します。体全体にもお使い頂けます。スクラブ後は、クリームなどで保湿すると、さらにしっとり! お尻も全身もしっとりツルツル! を目指したい方は、お肌に優しいシュガースクラブをぜひ試してみてくださいね。
注意点
・スクラブの頻度は、お肌の状態を見ながら行ってください。週に1回ほどが目安です。お肌にトラブルがある時は使用を控えて下さい。
・黒砂糖を使うと、うまみ成分の微生物が生きていることがあるので、傷がある場合は傷口に塗らないようにしてください。
コーヒーは飲んでよし・塗ってよし!?
コーヒー豆にカフェインが含まれていることはよく知られていますが、実はカフェインは脂肪燃焼にも効果的といわれていますね。抗酸化物質であるポリフェノールの一種、クロロゲン酸も多く含まれています。飲んでもうれしいコーヒーですが、出がらしは古い角質を落としてくれるナチュラルなスクラブとして使うことができます、ボディにもぴったりで、まさに一石二鳥のドリンクなんです!
材料
・コーヒーの出がらし:大さじ4
・植物油:大さじ4
・はちみつ:大さじ1
・砂糖:お好みで大さじ1前後
アレンジ方法
ベースとなる植物油は、お好みで選んでみましょう。もったりとしたテクスチャーが好きならオリーブオイル、比較的さらっとしたテクスチャーが好きなら、ココナッツオイルやホホバオイルがおすすめ。はちみつを入れているので、保湿効果も抜群! 砂糖を入れると肌あたりがすこしマイルドになるので、お好みで量を調節してみるのもいいですよ。
「重曹」の持つ力とは?
重曹とは炭酸水素ナトリウムのことで、弱アルカリ性の性質を持っています。皮脂や油などの酸化した汚れを中和する作用があるほか、粒子が細かくて水に溶けにくいことから、研磨剤としても重宝されています。重曹の粒子は押すと変形するほど柔らかいので、デリケートなお肌を傷つける心配がなく、スクラブには最適と言えますね。
重曹スクラブの作り方(両足/一回の目安)
用意するもの
・重曹 大さじ1
・水 小さじ1
・小ボウル
作り方
(1)重曹に水を少しづつ加えて混ぜます。
(2)シャーベットぐらいの固さになったらでき上がり。
使い方
スクラブを柔らかい薄手の布、もしくはブラシにつけて、クルクルと輪を描くようにかかとをこすります。保湿をプラスしたいならココナッツオイルやホホバオイルなどを少量加えてもいいでしょう。また、かかとのみならず、ひじの角質にも利用できます。
重曹を使うときに気をつけたいこと
粒子が水に溶けにくいため、手の表面をこすってしまいます。手荒れしやすい人は手袋をして使いましょう。また、お風呂の床やボウルの表面を傷つけてしまう場合があるので、しっかり洗い流すようにしてください。湿気を吸うと固まるので、容器に入れたらしっかりとふたをして保管するようにしましょう。
外に出るだけで汗をかいてしまうこの季節。紫外線でダメージを受ける上に、空気中のほこりや汗などが毛穴に溜まり、意外とお肌は汚れています。「最近黒ずみやザラつきが気になるかも……。」そんな方へ向けて、たった1分で作れる魅惑のフェイス・ボディスクラブの作り方をご紹介します。お風呂でゆるゆるマッサージしながらお肌を磨くだけで、翌朝は極上のスベスベ肌を実感できますよ!
用意するもの(3日分)
・ドライハーブ(ローズマリー、ヒース)…各10g
・自然塩…20g
・植物オイル…スクラブがまとまる程度
作り方
1. ローズマリーを先にミルミキサーにかけて細かくし、そこへヒースと自然塩をいれてさらにミキサーで細かくします。
2. 1に植物オイルを少しづつ混ぜながら、ちょうどいい固さに調整して出来上がり。
ハーブやオイルの選び方、香り付けに精油も
ハーブはできれば自然栽培か有機栽培のものを使いましょう。植物オイルはホホバオイル、マカダミアナッツオイル、ココナッツオイル、アルガンオイル、ローズヒップオイルなど、ご自分のお肌に合ったものを選んでください。また、香り付けにラベンダーなどお好きな精油を1〜2滴混ぜると、リラックス効果も高まります。ただし、お肌が弱い方やアレルギーを持つ方などは、少し注意をしながら使ってくださいね。
手作りスクラブは余計な添加物がない分お肌に優しく、フェイス・ボディともに安心して使用することができます。入浴時などにスクラブで優しくマッサージし、洗い流せば極上のつるすべ肌に! どのスクラブも自宅で手軽に作ることができるので、ぜひ気になったものから試してみてくださいね。
(LAR編集部)
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