発酵食品の代表選手「ヨーグルト」。美容や健康のためにヨーグルトを欠かさない方も多いですよね。腸内環境のためには、毎日ヨーグルトを食べ続けることが大切なのですが、ダイエットのためには、いつ食べるのが効果的がご存じですか? 答えは「食前」。食前にヨーグルトを食べるのが、ダイエットには効果的のようです。
乳製品には、一緒に食べたものの糖の吸収を抑える働きがあります。とくに、独特のトロミがあって牛乳などに比べ胃に長く残るヨーグルトは、他の乳製品に比べて、糖の吸収を穏やかにする働きが高いことがわかっています。ですから、ダイエットのためにヨーグルトを食べるのであれば、食後のデザートではなく、食前に、もしくは食事と一緒に食べましょう。
・水切ヨーグルトのフレッシュチーズ風
ヨーグルトは、コーヒーフィルターなどを使って、一晩しっかり水気を切ります。ひと口大にまとめ、塩やオリーブオイルを添えて出来上がり。
・ヨーグルトとトマトジュースの冷たいスープ
ヨーグルト100gにトマトジュース180ccを目安によく混ぜ合わせ、塩で味を調えて出来上がり。トマトジュースのほか、トマトの水煮と合わせても美味しいですよ。
・ヨーグルトグラタン
耐熱容器に、軽く水気を切ったヨーグルトを入れ、トースターで焦げ目がつくまで焼き、塩・コショウで味を調えて出来上がり。
(※ヨーグルトに含まれる乳酸菌は火を通すことで死にますが、生きて腸までたどり着かなくても、すでに腸内に住み着いている善玉菌のエサとなりますから、時には加熱して食べてもOKです。)
ヨーグルトは糖の吸収を抑えるだけでなく、有用菌やカルシウムなどのミネラル、アミノ酸も豊富な栄養価の高い食品です。毎日食べて、栄養バランスのよいダイエットを心がけたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※乳製品の発酵の有無による複合炭水化物吸収への影響(PDF) - フジッコ
※牛乳ならびに乳製品のグリセミックインデックスに関する研究(PDF) - Jミルク