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コクと深みを生む隠し味!「ビール」を使った絶品料理4つ

  • 2016年10月15日
  • Life & Aging Report

お酒は料理と一緒に味わうだけでなく、調理中に加えることもあります。日本酒やワインを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実は意外にも、ビールも調理酒として使用できるのです。お中元でたくさん貰う機会があっても、お酒をあまり飲まない方はなかなか減らず、余りがち。思い切って料理に使用してみてはいかがでしょうか。今回は、料理研究家である筆者が、「ビールを使った料理」を4つご紹介いたします。


■1:カレー

カレーにはさまざまな隠し味がありますが、ビールもそのひとつ。普段使用するお水を、半分ビールにしてみてください。苦味が増すことで、ちょっぴりビターでコクのある、“大人なカレー”に仕上がります。また、ビールにはお肉を柔らかくする働きも期待できます。炒める前のお肉を漬けておくのもオススメです。


■2:炊き込み御飯

いつもどおりの炊き込みご飯を、お水でなくビールで炊き込みましょう。ビールに含まれる炭酸が具材を踊らせ、柔らかく炊きあがります。ほのかに残った麦芽の香ばしさが食材の味を惹き立て、深い味わいが生まれます。


■3:てんぷら

てんぷら粉の中に、ほんの少しだけビールを混ぜましょう。小麦粉1カップに対して、大さじ1くらいが理想です。アルコールは沸点が低く、短い時間で揚げることが出来るため、衣に余分な油をつけずに済みます。また、ビールに含まれる炭酸は衣の中に空洞を作るため、サクッと軽やかに揚がります。


■4:魚のアラ煮

水の代わりにビールを使って煮込み料理を作りましょう。煮詰まりすぎた場合は、水を足して調整します。ビールのアルコール分は蒸発し、後には深いコクだけが残ります。麦芽の香りで魚の臭みを消せるため、和食初心者にもオススメの使用方法です。


いかがでしたか? このように、ビールはさまざまな料理と相性がよく、日本酒やワイン同様、調理酒として広く使用できます。レシピに「お酒」とあったら、思い切ってビールで試してみるのもいいでしょう。
(料理研究家 オガワチエコ)

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