日差しが強くなってくると、お肌のUVケアに加え、気を付けたいのが瞳のUVケアです。現代では、紫外線だけでなくPCやスマホのブルーライトの刺激など、目を酷使する生活スタイルが一般的なため、瞳には常に負担がかかっています。紫外線の強い季節はサングラスをかけることに加え、“天然のサングラス”と呼ばれる「ルテイン」が豊富なケールを食べてみましょう。瞳もお肌もケアできるようですよ!
ルテインは、身体の中では目の黄斑部や水晶体に多く存在するカロテノイドです。強力な抗酸化作用があり、紫外線やブルーライトによって瞳に発生した活性酸素を除去して瞳の健康を保っています。瞳だけでなく皮膚にも存在しており、同じように活性酸素からお肌を守る働きがあるため、ルテインを摂ることで瞳ケアとお肌のケアが同時にできるのです。ルテインはもともと身体に存在する成分ですが、体内で合成することができません。年齢とともに減ってくることや、活性酸素が発生しやすい環境で消費されることから、食べものから摂る必要のある栄養素のひとつと考えられています。
ルテインは、ホウレン草やかぼちゃなどの緑黄色野菜の色素成分です。ケールには、ホウレン草の2倍以上のルテインが含まれています。ルテインだけでなく、ビタミンC、E、β-カロテンなどの抗酸化ビタミンのほか、免疫力を高める働きも期待されていますから、積極的に食べたい野菜です。
・身近なケール食品といえば「青汁」
最近では、サラダケールなど食べやすいケールも販売されていますが、毎日続けるためには手軽さも必要です。ケールは青汁の原料となっている場合が多いので、ケール100%の青汁は、手軽にケールが摂れるおすすめ食品です。
・油と一緒に摂れば◎
ルテインは脂溶性のため、油と一緒に摂ることで吸収が高まります。青汁ならオリーブオイルや亜麻仁油などの良質オイルを加えるといいですね。
お肌だけでなく、瞳の健康もとても大切です。澄んだ瞳をキープできるようにルテイン摂取を心がけてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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