ライスの上にふわとろ卵が乗っていて、開くと美味しさが溢れ出す。子供から大人まで、男女を問わず大変人気のあるオムライスですが、家庭で作るとどうしても卵が薄く、固くなりがち。でも、ちょっとしたコツでお店のような卵にすることができます! そこで今回は、料理研究家である筆者が「家庭でふわとろオムライスに仕上げる簡単なコツ」をご紹介いたします。
平べったく固い卵になってしまうのは、使用している卵の量が少ないから。ご飯に対して卵が少ないと、引き延ばさなければ足りなくなってしまいます。ご飯の量にもよりますが、一人前なら、卵3個ほどを贅沢に使用するのがオススメです。
熱したフライパンの中で卵をかき混ぜ続けると、どんどん火が通って固くなってしまいますが、一度取り出してかき混ぜれば半熟をキープできます。フライパンの中で卵をかき混ぜながら、半熟寸前の段階で一度取り出します。取り出した後、余熱で卵が半熟に至る過程をイメージして下さい。きちんと全体に熱が行き渡るように、かき混ぜ続けることが大切です。
一度取り出して、外で半熟状態にした卵を、またフライパンに戻します。ここからは、半熟状態の卵を熱して、外側に膜を作る段階に入ります。フライパンを傾けて、卵を角の部分に集めます。優しく卵を回転させながら、熱して全体に膜を作っていくのです。このとき、外側を固くしようと熱しすぎると、中まで火が通って半熟ではなくなってしまいます。薄く柔らかな膜を作るイメージを意識すると、ふわとろオムライスの出来上がりです。
いかがでしたか? ふわとろオムライスを作る上で、最も大切なのが最後にご紹介した「最初に中身を半熟に仕上げてから、外側に薄い膜を作る」イメージです。そのためにどうしたら良いかを常に考えていると、自然にふわとろオムライスは出来上がります。ぜひ今回ご紹介したコツを参考に、あなただけの作り方を見つけてくださいね。
(料理研究家 オガワチエコ)
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