寝苦しい夜が続き、寝不足になっていませんか? くすんだ肌、目の下のクマ、ボサボサに見える傷んだ髪など、自分でもビックリな寝起き姿に朝から悲しい気持ちになっている人もいるかもしれません。一方で、朝からすでにでき上がっている人、いやむしろ美人度が上がっている人もいるのも事実。今回は、エクササイズディレクターの筆者が「目覚めた瞬間に朝美人」を後押しする、睡眠効果をあげる夜時間の過ごし方をご紹介します。
美容や健康に良質の睡眠がいいと言われている理由には、心身の疲労回復と免疫力向上が挙げられます。しかしただ寝ればいいという訳ではなく、質を上げなくては美は手に入りません。睡眠の質が落ちると、寝ている間に分泌が促される成長ホルモンが減少し、代謝率が下がるので太りやすくなります。また、むくみやすくなったり肌がくすんだりと、老化が早まるとも考えられています。
寝ることで解消されるはずのストレスも溜まる一方となれば、体がだるい、イライラするといった慢性的な疲労感は抜けません。思い当たる症状はありませんか? そして、あなたの睡眠の質はどうでしょうか? では、気持ちよく眠れるコツを見てみましょう。
気持ちよく眠るためのポイント6つ
・食事は寝る3時間前までに済ませる。
・寝る6〜3時間前にカフェイン・ニコチン・アルコールを摂取しない。
・ストレッチやヨガなど軽く体を動かす。
・心地よい音楽を聴いたり、アロマを焚いてリラックスした空間を作る。
・室温を調整する(夏場は25〜28℃、冬場は18〜22℃くらい、湿度は50%がベスト)。
・仰向けで寝る。
体にいい睡眠の姿勢は、仰向けです。骨盤と首(頸椎)を安定させるので、睡眠中の体の歪みを最小限に抑えられると考えられているためです。また、副交感神経を優位にして血管を拡張させるので、末端の指先やつま先が温まり、深い眠りが得られます。
今回は実践すれば即熟睡できるストレッチをご紹介します。特に疲れが溜まりやすい腰、お尻、太もも裏をゆっくりほぐします。下半身をほぐせば血流がよくなり、全身の老廃物が流れやすくなるので、カラダも軽くなるはずです。ぜひ、寝る前ストレッチを習慣にしてみてください。
1.仰向けになり、右ひざを抱えます。吐く息でゆっくり太ももをお腹に近づけ、腰、お尻、太もも裏をストレッチ。10呼吸ほど繰り返しましょう。
2.さらに右ひざを横に大きく開き、右かかとを天井方向に向けます。右手はひざが90度曲がるところを目安に右脚外側をつかみ、吐く息とともにゆっくりと右ひざを床に近づけます。左手は左脚付け根に添えて、左腰が浮かないようにサポート。そのまま10呼吸繰り返し、反対側も同様に動作しましょう。
※太ももや股関節が痛い人は、下記のように左ひざを曲げて動作してみてください。
いかがでしたか? 美人度をあげるには、寝る前の準備がとっても必要です。どれも簡単にできることばかりなので、気軽に試してみてくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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