近頃は、ダイエットといえばジュースクレンズや置き換え食など、何かとお金がかかるものが多いですよね。実は身近な「水」を上手に活用すれば、ダイエットに役立てることがあります。今回は水を使った「水飲みダイエット」の方法を紹介します。
水はダイエットに欠かせないことは広く知られているものの、いつどれくらい飲めばいいのかよく分からないですよね。また、その効果がどれ程なのかも気になるもの。食事の30分前に水を500ml飲み続けると、12週間で4キロ痩せたという研究の実験結果があるようなのでご紹介します。
毎食30分前に水を飲むと12週間で平均4.3kg体重減!
その実験とは2015年8月に発表された、英バーミンガム大学が肥満の成人41名を対象に行ったもの。12週間にわたって1日3回の食事の30分前にミネラルウォーターを飲んだグループは、体重が4.3kg減ったのだそう。一方で、1日のうち1食の前のみ、もしくは何も飲まなかったグループの体重減は平均して0.8kgに留まったのだとか。 つまり毎食の30分前に水を飲む習慣は、より体重を減らせるのでは? ということがわかったのです。
食前に水を飲むのが効果的な理由
なぜ食前に水を飲むのが効果的なのかというと、水が食事よりも先に「胃腸管」という部分にとどまるため、少ない食事量でも満腹感が得やすいからなのだそう。
「食前30分前」を守る
先述の実験を参考に、食事の約30分前には500mlのミネラルウォーターを飲むことを習慣にして、ダイエット効果を狙いましょう。ただし、「食事の直前」に飲むと胃の消化液が水で薄まり、消化が妨げられてしまうと考えられています。食事の約30分前のタイミングは守りましょう。
普通のミネラルウォーターがベター
実験では炭酸水や甘味料の入った飲み物はNGだったそうなので、これらの飲み物では、効果が期待できない可能性もあります。実験同様にミネラルウォーターで行いましょう。
「水を飲むとむくむ」「水の分だけ体重が増える」と思って控えている人も多いかもしれませんが、水はダイエット中でもしっかり摂取すべきです。血液がサラサラになるほか、老廃物の排出もスムーズに行われるだけでなく、筋肉への血流がよくなるため、筋肉量を効率よく増やすことができるとも考えられているのだそう。
いかがでしたか? さあ、次の食事の30分前に早速水を準備して、美しいプロポーション作りをはじめましょう。
(LAR編集部)
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【参考】
※A bottle of water before each meal could help in weight reduction, researchers say – UNIVERCITY OF BIRMINGHAM
※林基弘著(2013年)『水のみ健康ダイエット: お肌潤う 痩せ体質になる!』(インプレス)