夏は皮脂やメイク崩れに気をとられ、保湿がおろそかになりがちです。自分で気がつかないうちに、乾燥している人も多いようです。
コスメコンシェルジュの筆者が、知らず知らずのうちにしている夏の乾燥NG習慣を4つ、シーン別でお伝えします。
メイク前は乳液やクリームを使わない
汗や皮脂に悩まされる夏は、化粧崩れを防ぐために油分の多い乳液やクリームをさけたくなるかもしれません。しかし、保湿成分が失われていく大人の肌に、油分は欠かせません。
乾燥によって皮脂が過剰に分泌されているケースも少なくないため、保湿はとても重要です。エアコンの使用によって乾燥が進んでしまわないように、メイク前のスキンケアでも乳液やクリームを塗り、うるおいを保ちましょう。
さっぱり系の基礎化粧品のみでお手入れをする
「エタノール」を配合している化粧品は、さっぱりとした使い心地で夏にうれしいアイテムのひとつです。しかし、エタノールは揮発性の高い成分でもあるため、乾燥を招いてしまうことがあります。
保湿を徹底するためにも、「セラミド」や「プロテオグリカン」などの保湿力にすぐれた成分が配合されたアイテムをとり入れましょう。
汗が出ても拭かない
汗が止めどなく流れるからといって、拭かずにそのまま放ったらかしにしてはいませんか?
汗が乾く時に肌の水分が奪われてしまうため、乾燥の原因となってしまいます。また、汗に含まれる「塩分」や「アンモニア」がバリア機能を低下させ、肌に刺激を与えてしまうこともあります。
汗をかいたら、こまめにティッシュやハンカチでそっとおさえるように拭く習慣をつけましょう。
室内だからメイク直しをしない
1日中オフィスで過ごす人は、汗や皮脂があまり出ないためメイク直しをしないという人も多いでしょう。しかし、紫外線には窓ガラスを透過する性質があり、オフィスの中にいても影響を受けます。
紫外線によるダメージが乾燥を招く可能性もあるため、日焼け止めの塗り直しは不可欠です。メイクの上からでも手軽に化粧直しができる「パウダータイプ」や「日焼け止めスプレー」などを活用しましょう。
夏は、意外と乾燥を引き起こす要因が多いです。何気なくしているスキンケアや日常生活が乾燥を招き、悪化させているかもしれません。NG習慣を見直し、うるおいをキープしたいですね。
(コスメコンシェルジュ 古賀令奈
フリーライター/エディター/コスメコンシェルジュ。美容・ヘルスケアを中心として「わかりやすく試しやすい」をコンセプトに執筆。日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュを取得し、美容法の提案活動も展開。)
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【参考】
※エタノール(エチルアルコール)とは – 石鹸百科
※セラミド – わかさ生活
※プロテオグリカン – わかさ生活
※汗をかいたときの対処法 – d プログラム