今や主流となっている「つやメイク」ですが、アラフォー世代がメイクを覚えた頃は、マットやセミマットといった美しく作り込んだ質感が“大人の美”だったのではないでしょうか。
その価値観でつやメイクをすると、テカリとつやの判断がつかないという声も多く聞かれます。
ヘア&メイクアップアーティストの筆者が、夏の大人つやメイクのポイントを3つご紹介します。
韓流女優さんのような全顔つやつや肌は、誰もが憧れる美しさですね。ライトを浴びて優雅に振る舞う女優さんには良いのですが、忙しくパソコンに向かって真剣な眼差しでいると「必死の形相でテカってる?」と思われかねません。
仕事や家事でお直しできず、いつの間にか顔中ドロドロという事態は、絶対にさけなくてはいけません。
見栄えとメイクもちの観点で、どんな時でも美しさを損なわず余裕を感じるつやメイクをマスターしましょう!
(1)顔の中心部分には、適量の「フェイスパウダー」を
全部が光ってしまうと、テカリに見えかねません。実際の皮脂分泌には個人差がありますが、顔の中心ラインはフェイスパウダーをつけて、セミマットに仕上げましょう。
特に、Tゾーンのキメが荒く皮脂が気になる場合は、フェイスパウダーを重ねると◎です。時間がたつと、程よく馴染んで品の良いつや感を楽しめるはずです。
(2)頬のハリをいかした「うるおい感&パール使い」
女性的な美しいつやを際立たせるには、肉付きの良い頬骨の上のラインが効果的です。
あえてパウダーをつけずにつやっぽく仕上げたり、上から粒子の細かいパールのクリームやパウダーを重ねると良いでしょう。頬の中央から目尻に向けて上昇ラインを意識して入れると、リフトアップ効果も期待できます。
(3)テカリ肌タイプには、マットに仕上げてツヤをオン
季節的にテカリが気になるタイプの方は、マット仕上げを目指しましょう。
スキンケア、下地、ファンデーションまで、油分の少ないものやスポーツタイプのものを選ぶと崩れにくくなります。しっかりマットに仕上げてから、アイシャドーやフェイスパウダーはパール入りを使用します。
こうすることで、時間がたった時にじんわりと皮脂がなじんで、自然な肌の質感とパールの効果でつややかな肌を演出できるでしょう。
夏の軽やかさを損なわないためにも、マットに仕上げつつ厚ぼったくはならないように気をつけましょう。
ポイント
ベースメイクのパールは粒子の細いものを重ね、アイメイクにも細かいパールをまぶた全体に入れてから大きい粒のパールを重ねると効果的です。
素肌の美しさが際立つ「つやメイク」。日頃のケアで十分にキメを整え、ハリとうるおいを与える化粧品をとり入れれば、より完成度が高まります。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト 毛髪診断士 上野リサ
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、幅広いジャンルで「顔創り」に取り組む。顔を起点とした”善い美容習慣の定着”を目指す「face conductor」というジャンルを開拓。)
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