腸内フローラが美容と健康の要であることは、もはや常識となってきました。腸内フローラのために、発酵食品を欠かさない方も多いのではないかと思います。
ですが、腸内フローラのためには、発酵食品だけでは足りません。善玉菌のエサとなる食物繊維も必要です。
40代からの腸活に、「毎日食べたいフルーツ」を3つご紹介します。
(1)グレープフルーツ
柑橘系のフルーツには、ペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が豊富に含まれています。柑橘系のフルーツでジャムを作ると、何も加えなくてもとろみがでるのは、このペクチンの働きです。
グレープフルーツは、ペクチンだけでなく、その香りに交感神経を刺激して脂肪の燃焼をうながす働きが、そして苦味成分に食欲を抑える働きがあることがわかっていますから、ダイエット中のおやつにも◎。
(2)キウイ
キウイは、食物繊維が豊富なフルーツで、1個で3gの食物繊維を摂ることができます。日本人の平均的な食物繊維摂取量は、目標値に5g足りないといわれていますから、キウイを1個加えるだけでグッと目標値に近づきますね。
キウイには、食物繊維だけでなく、美肌作りに欠かせないビタミンCや体内の水分バランスを保つミネラルも豊富に含まれていますから、毎日食べたいものです。
(3)ブルーベリー
アントシアニンが豊富なことで知られるブルーベリーは、食物誠意も豊富で、バナナの約2.5倍の食物繊維が含まれています。
さらに、糖質も少ないのが特長です。またアントシアニンには、一緒に食べた物の糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きも期待されています。
フレッシュなブルーベリーは季節が限られますが、冷凍でも購入することができますから、お食事と一緒にブルーベリーを食べる習慣をつけるといいですね。
美味しく食べて美容と健康に役立つフルーツ。毎日の食生活にフルーツをとりいれて、「食べてキレイ」を実践しましょう。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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【参考】
※グレープフルーツのカラダにイイ成分 – フロリダ州政府柑橘局
※キウイパワーで“腸内フローラ力!をアップ – ゼスプリ インターナショナル ジャパン
※メタボリックシンドロームとアントシアニン – わかさ生活