パスタを食べるときに、スプーンとフォークでくるくると巻いて食べるのは「マナー違反」と聞いたことはありませんか?でも正直「その方が食べやすい」という人も多いのでは。なぜマナー違反なのか、本当にやってはダメなのかを調査しました!
スプーンがあれば、パスタを少しだけ口に運ぶことができ、口元も汚しにくくなります。そのため、ついスプーンを使ってしまう人も多いでしょう。しかし、スプーンを使って食べる習慣はイタリアにはないようです。
フォーク一本でパスタを食べるのがマナーであり、スプーンを使うのはフォークだけではパスタを上手に食べられない子どもだけ。
イタリアでは、食事の時間を楽しむことが一番大切なマナーです。そのため、一緒に食事をする相手を不快にしてしまうような食べ方はマナー違反となります。
一度口に運んだパスタをお皿に戻すのはマナー違反になり、食事の相手を不快にさせてしまいます。また、イタリアでは長いパスタを噛み切ることは縁起が良くないとされています。そのため、パスタを口に運ぶときには少量を取り、一口で食べきれる量にしましょう。
ラーメンや蕎麦のようにすするのが習慣になっている日本人も多いですが、海外では食事中に音を立てるのはマナー違反です。ゲップをするのと同じくらい失礼な行為になるため、フォークにパスタを巻きつけて食べ、すすらないように気をつけましょう。
はじめからソースが混ざっているものは問題ありませんが、パスタの上にソースが乗っている種類もありますよね。この場合、最初に混ぜてしまうのは見た目が良くないためNGです。ソースはすぐに混ぜず、取り分けたあとにフォークで混ぜるように食べましょう。
スプーンの上で巻き取っていた作業をお皿の隅を使って行います。
まず、パスタを少し寄せ、巻き取るスペースを確保します。このとき、中央のソースがかかった部分から食べたくなりますが、ここから取ってしまうと一度に大量のパスタを巻き取ってしまいます。
少量を取るにはフォークでソースを少し伸ばし、端のほうから数本ずつ引き出しながら巻き取ると上手に口へ運べます。すくう時には、フォークを少し傾けるのもポイントです。
スプーンで食べることが習慣になっているとフォーク一本で食べるのは難しいものです。そんなときは遠慮せずに、フォークをもらえないか聞いてみましょう。
一方で、「箸でパスタを食べる」ことをすすめているお店もあります。マナーを気にするのも大切ですが、せっかくの美味しい料理です。リラックスして楽しみたいですよね。
まとめ/暮らしニスタ編集部