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こんにちは。「家事コツ研究室」研究員のFumiです。寒くなって、温かいポタージュがおいしい季節ですよね。そんな近ごろ、『雪国まいたけ』さんが公式Xでポタージュをおいしくするコツを紹介。表示回数220万超と反響を呼んでいます。どうやら舞茸を使うようなのですが…。
気になるのは「舞茸って、スープを黒くしちゃうのでは?」ということ。そして「即席の粉末カップスープでもできたらなあ!」という願望も。さっそく試してみました♪
いざ、作ろうと材料を集め始めたら…。知らなかった事実が。ご存じの方も多いかもしれないのですが、 『雪国まいたけ』さんの舞茸は、2015年から『極(きわみ)』に進化していたのですね! 『極』だと、煮汁が黒くなりにくいのだとか。
2022年8月からは『雪国まいたけ極 白』も登場。『極 白』は白い舞茸で、煮汁がほとんど濁らないそうなんですよ! 試しに3分茹でたあとの汁を比べてみました。下写真は、左が他メーカーさんの舞茸、右が『極 白』の茹で汁。
『極 白』のほうは、ゆで汁が黒くないですよね。飲んでみると、うま味もしっかりありました。これは、うれしい!
価格はお店によりますが、私が近所で買ったときは黒・白どちらの『極』も128円。特別に高いわけではないので、煮汁をキレイに仕上げたいときは『極』を選ぶ、というのもありかも。
では、『雪国まいたけ』公式Xのレシピでカボチャのポタージュを作っていきます!裏ごし工程がないので、簡単ですよ~♪
・舞茸(雪国まいたけ極)…1パック
・カボチャ(正味)…200g
・オリーブ油…小さじ1
・牛乳…200ml
・バター…10g
・顆粒コンソメ…小さじ1
・しょう油…小さじ1/2
・仕上げの調味料…塩・こしょう・黒こしょう各適量
舞茸はみじん切りに、かぼちゃはひと口サイズに切ります。カボチャは小さめに切るのが、火が通りやすいのでおすすめです。
小鍋にオリーブ油を強めの中火で熱し、舞茸を炒め、焼き目をつけます。
カボチャを加えてサッと炒めたら、水150ml(分量外)と顆粒コンソメ、しょう油を加えます。
7分ほど煮てカボチャが柔らかくなったら、牛乳、バターを加えて温めます。
レシピにはなかったのですが、私はここでフォークを使ってカボチャをつぶしました。
さらに塩、こしょうで味を調え、器に盛り、黒こしょうをふったら完成! これは…。黒くなく、ちゃんとカボチャ色に仕上がったのではないでしょうか?! わーい♪
ちなみに、舞茸を使わず、同じカボチャとほぼ同じ作り方(舞茸を炒める工程をカット)で作ったポタージュと比べてみましたよ。上写真の左が舞茸なし、右が舞茸入りのポタージュです。
見比べると、舞茸なしのほうが色鮮やかですよね。ただ、並べて比べないと気にならないレベルなので、許容範囲かと。そして、それよりもすごいのは、味の違いです!
左のポタージュも甘くて素朴でおいしいです。これが、右の舞茸入りポタージュとなると、さらに濃いうま味が加わって深みのある味になっていました。滋味深い香りもあって、具も増えるので食べ応えがあるんですよ。これは、また作りたいレシピです!
最後に、即席の粉末コーンスープでの応用にも挑戦。時間のあるときに、舞茸は炒めて焼き目をつけ、冷凍しておきましたよ。
その冷凍しておいた舞茸をマグカップに入れ、電子レンジで1分30秒ほど加熱します。温まったらカップスープの粉を入れ、お湯を注ぎ入れたら出来上がり♪ さて、お味は?
先ほどのポタージュと同じく、うま味と香りがいい仕事してます! 具だくさんになって、手抜き感が緩和されるのも◎。
ただし、舞茸を入れないカップスープとまたまた(しつこく…)比べたところ、ちょっと残念な結果に。
上写真の左はカップスープのみ、右は舞茸をプラスしたカップスープです。今回は、黒さがちょっと気になりますよね。炒めて冷凍ストックするなら、『雪国まいたけ極 白』を使うといいかもしれません。味はおいしいので、リベンジしたい!
これまで、「煮汁が黒くなるから」と、汁物に入れるのは避けることがあった舞茸。ここ数年で進化していたのですね!そして、ポタージュは舞茸を入れると味にぐっと深みが出るのもうれしい発見でした~。この秋・冬、温かいスープを飲みたいとき、ぜひ試してみてくださいね。
写真・文/北浦芙三子