こんにちは。家事コツ研究員のFumiです。今年も柿の季節がやってきましたね!柿が大人気なわが家ですが、食べごろの見極めがヘタっぴです(泣)。十分に熟していない柿でも「切っちゃったから食べようかね~」ということが毎年よくありました。しかしこの秋、切ってしまった柿でできる超簡単な追熟方法を発見!さっそく試してみました♪
熟していない柿を甘くする、ありがた~い方法が紹介されているのは、『JAいび川』の公式サイト。富有柿など岐阜県揖斐郡の地元産物を扱うJAさんです。さっそくやってみましょう!
見るからに硬くて甘くなさそうな、この全体的に青い柿…(柿さん、ごめんよ)。この皮を剥き、一口サイズにカットし、容器に入れます。ここで一切れ食べたら、食感はやや固めでシャキシャキ。渋さはないものの、甘さは控えめでした。
この柿を耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジに入れて20~30秒ほど加熱します。柔らかくなったらOK。簡単すぎる!加熱直後は熱々なので火傷に注意です…。
食べてみると、20秒加熱した柿はシャキシャキ感が残っていて、甘みがアップ。
30秒加熱した柿は、上写真のように中がトロトロで甘みしっかり。あんな青い柿でも、こんなにおいしく変身するなんて、ちょっと衝撃的でした!
JAいび川さんによると「食感を残したい」とか「しっかり柔らかく」とか、温め方によって好みの食感に調節できるのも、この方法のよいところなのだとか。もっと加熱するとどうなるのか、さらに試してみました。
スーパーでお安く購入した、ヘタ周りがまだ青い柿。この柿を4皿に分け、次の4種類を作りました。
(A)そのまま
(B)ラップをかけずに30秒加熱
(C)ラップをかけて30秒加熱
(D)ラップをかけて2分加熱
加熱はすべて電子レンジ600w。そして、加熱後、食べ比べてみました!
その結果、甘さは(D)→(C)→(B)→(A)の順、とろとろ感は(C)→(B)→(D)→(A)の順で強かったです。
ラップの有無は、30秒ほどの加熱だとあまり差がない気がしました。ただ、果汁の飛び散り防止にはラップをかけたほうが安心かもしれません。
息子にも出したところ、「この柿、あったかいの?」と最初は引き気味(笑)。ですが、2分加熱した(D)は、ドライフルーツのようなもっちり感がところどころにあって、「これは温かいほうがおいしい。これが一番好き」と気に入ってくれました。
ちなみに、「温かい柿」って、たしかに微妙ですよね(笑)。なので、わが家では加熱後に柿を冷蔵庫で冷やして食べるようにもなりました。お好みでお試しくださいね♪
最後に、『JAいび川』さんによる、ゆっくり追熟させるときの方法もやってみましたよ。買ってきた柿をそのまま常温で置いておくだけです♪ポイントは、15~20度くらいで、直射日光が当たらない場所に置くこと。
常温での追熟の目安は3日だそうですが、1日置いただけでも、わが家では柿の色づきがかなり赤くなりました。追熟をより早めたい場合はりんごと一緒に袋に入れ、遅めたい場合は冷蔵庫に入れるといいそうです。
それにしても、「食べごろはまだ先だ~」と諦めていた柿が、電子レンジですぐに甘く変身させられるのは、うれしい発見でした。トロトロな柿も、セミドライ風のもっちり柿も、どちらもおすすめですよ。よかったらぜひ、試してみてくださいね。
写真・文/北浦芙三子