「鳩尾」は「ハトの尾っぽ」じゃありません!今回の読めそうで読めない漢字クイズのお題は「鳩尾」です。意外な「あの部分」を指す言葉ですよ。
「鳩尾」は、鳥の「鳩」の「尾」のことではなく、全く別のものを指す言葉です。
「はとお」「きゅうび」などとも呼ばれることがあるようですが、一般的に知られている読み方が今回の問題の答えです。
この「鳩尾」、実は人間のある部位のことなのですが、医学的には「心窩部(しんがぶ)」と呼ばれる部分のこと。胸骨の下からおへその間辺りの位置にある、へこんだ部分を指します。
元々は「水を飲みこんだ後に達する部位」と言う意味から、「水落ち」と呼ばれていたとか。
…もうわかっちゃいましたか?
なぜ「鳩尾」という漢字が使われているのか、とても不思議ですね。諸説あるようですが、鳩尾から肋骨の縁部分を鳩に見立てて「鳩尾」の漢字を用いたんだとか。また、「鳩尾」にあるツボのことを指す場合は「きゅうび」と読むのだそうですよ。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)