こんにちは。家事コツ研究員のSです!豆腐を調理する際に欠かせないのが水切り。余計な水分を抜くことで豆腐自体の味が濃縮され、調味料の味もしみ込みやすくなる必須の工程です。が、キッチンペーパーに包んだ豆腐に重しを乗せて放置するという、最も一般的な方法だと所要時間は1時間~1時間半。
前もって献立を決めてある日ならいいけれど、うっかり仕込み忘れた日や、急に思いついた献立でもう一品、なんていうときには到底ムリですよね。
そこで時短の救世主となるのが、電子レンジです。果たしてレンジを使うとどこまで時短になるのかを比べてみようと思います。
木綿豆腐1丁(345g)を2重にしたキッチンペーパーでプレゼントを包装するときのように包みます。
浸み出た水分を吸収しやすいように、ペーパーが重なっている側を下にします。
その上から重しをして放置すると…
45分経過したところで軽量してみたら、60g減の285gに!
こうして量っている間もどんどん皿に水が溜まっていきます。
その後、ペーパーを替えてさらに45分、重しを乗せて置いておいたら、246gにまで減りました。
さすが王道だけあって、見た目にもとても美しい仕上がり♪
計90分でマイナス99g。ほどよい弾力です。
続いては、いよいよ電子レンジを使った時短バージョンです。
木綿豆腐一丁(345g)を同じように2重のキッチンペーパーで包み、耐熱容器に入れたら、その上に1カップの水を入れた耐熱ボウルで重しをした状態で、600wで5分加熱します。
加熱した豆腐を取り出してみると、非常に熱くなっています。キッチンペーパーはびっしょり濡れていて、かなりの水が切れた予感。
表面の水分を新しいペーパーで抑えてから計量してみると、67g減の278g!
この状態でもまだまだ水が浸み出てきます。
その後、包みなおして包み直して重しを乗せ5分放置したところ、227gに!!
水切り開始からわずか10分でマイナス118gのスリム化に成功!
普通に片手で掴んで持てちゃうくらいの、すごい弾力です。
・左:重し放置90分 345g→246g
・右:レンチン5分+重し放置5分 345g→227g
表面には若干ヒビが入り、色も少し黄ばんでしまっているので、多少のチカラワザ感は否めませんが、純粋に水切り効果と時間だけでジャッジをするとレンチンに軍配!
サラダなど、見た目の美しさを求めるメニューにはやや不向きかもしれませんが、なんと言ってもこの時短は大きな魅力!
急いでいるときの煮物や炒め物にはぜひオススメしたいテクニックです!
一方で、料理によっては適度な水分を残したほうが良い場合もありますよね。そんな時は重しなしでレンチンするライトな水切りがおすすめ。
こちらもどれくらい水を切ることができるのか検証してみましょう。
345gの木綿豆腐一丁をキッチンペーパーにふんわり包んで600w×3分。重しはしません。
余分な水分を拭き取ると345g→307gまで減!
というわけで、レンジによるお豆腐の水切りは、時短な上に水切り力も絶大でした。
その後に煮る、炒めるなどして火を通す場合や、白和えのように原型を崩して使う場合には超オススメです!
一方、サラダなど見た目重視のメニューの場合は、重しをしてじっくり挑むことをオススメします。
水分を抜いた豆腐を使って料理をすると、仕上がりの味が格段にアップしますので、みなさんもぜひ試してみてくださいね!
まとめ/暮らしニスタ編集部 ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。