こんにちは!家事コツ研究員の三木です!お菓子や海苔、サプリなどに入っている「乾燥剤」。中身がなくなったからって袋ごと・容器ごとポイ…するのは非常にもったいない!まだ乾燥剤として働けるなら再利用しない手はないですよね。
食品などの乾燥を防ぐほかに、実は、女性にとってうれしい活用アイデアもあるんです!今回は、暮らしで役立つ「乾燥剤」の再利用法4つをご紹介します。
ひとくちに「乾燥剤」と言っても、種類があるってご存知ですか? それぞれに原料や特性が違い、再利用に向かないものもあるので、詳しく見ていきましょう。
●シリカゲル
お菓子に入っていることが多い乾燥剤。透明や青の粒状で、包装内の湿気を吸収して乾燥を防ぎます。湿気を吸い切ると、粒の色が白やピンクに変わるため、まだ使えるかどうかがわかりやすいです。
●石灰乾燥剤
生石灰(酸化カルシウム)が原料で、粗い粉末状になっています。吸湿力は強力ではあるものの、一度水分を含むと消石灰になるため、再利用はできません。
また、酸化カルシウムに水が直接触れると化学反応によって発熱するため、使い方を誤ると火傷する恐れがあるのでご注意ください。
湿気を吸い切ったシリカゲルでも、加熱することで繰り返し使えるメリットがあります。
●フライパンで加熱する場合:シリカゲルを袋から取り出し、フライパンに入れ、弱火でゆっくりゆすりながら加熱します。シリカゲルが青くなったら火を止めます。
●電子レンジで復活させる場合:シリカゲルを袋から取り出し、解凍モードで様子を見ながらゆっくりと少しずつ、数分加熱しましょう。加熱⇔冷ますを繰り返しながら粒が青くなったら完了です。
保存する場合はジップ袋など密閉できる容器に入れておきましょう。
以上を踏まえ、再利用に適しているのが「シリカゲル」。袋から出してみると、透明と青のつぶつぶ。ちょっとかわいいですね♡
それでは、「シリカゲル」の再利用アイデア4つを詳しく見ていきましょう。
調味料や粉物は、開封してから時間が経つと、ダマになることがあります。塩をちょっとだけ使おうと調味料入れを開けたら、石のごとく固まってた!…なんて経験、あるあるですよね。
そんな固まってしまった調味料や粉物も、シリカゲルを入れておけばもう安心♪
シリカゲルが湿気を吸って、サラサラの状態に戻してくれます。このほか、海苔・乾麺・インスタントコーヒーにも使えます。
ただし!「砂糖」は対象外。砂糖が固まる理由は湿気ではなく、「乾燥」!シリカゲルを入れると逆効果になってしまい、砂糖が固まりやすくなってしまうのでご注意ください。
脱いだ後の靴は、汗によってかなり湿気がたまっています。とくに足先が空いていないスニーカーは、要注意!湿気の逃げ場がないので、カビが生えやすいんです。
そこで役立つのも、使い終わったシリカゲル!
靴の中、特につま先があたる奥の方に入れておくと、湿気を取り除いてくれ、カビはもちろん、イヤな臭いも取り除いてくれます。
湿度が上がってカビも生えやすくなる梅雨の時期は、さらに効果てきめん!靴に直接入れても良いですし、シリカゲルを靴箱に入れてもカビ・臭い予防になります。
季節外の衣類を入れた引き出しや衣装ケースは閉めっぱなしなので通気性が悪く、湿気がこもりやすい場所のひとつです。
シリカゲルは、大切な衣類をカビや害虫から守ってくれる強い味方!シリカゲルでしっかり除湿しておけば次のシーズンもキレイな状態で着られますね♪
実は、化粧品も湿気が大敵です!湿度が高いところに置くと、湿気によって化粧品の品質が下がることもあります。
ポーチにシリカゲルと化粧品を一緒に入れるだけで、大切なコスメを湿気から守ってくれます。小さめの乾燥剤なら邪魔にもならないので、ぜひ試してみてくださいね。
食品に入っていた乾燥剤を使えば、新たな出費はゼロ。何かと値上げが続く中、お財布にもうれしい湿気対策です。見つけた乾燥剤はジップ袋に入れて密閉して取っておけば、必要なところですぐ使えますよ。
写真・文/三木ちな ※暮らしニスタの過去の人気記事を再編集して配信しています。