こんにちは、家事コツ研究員のYです。秋が深まり、ますます「柿」がおいしい季節になりましたね。5~6個入った袋買いをしたときやたくさんもらったときなど、柿を最後までおいしく食べるためには、硬さや熟し具合に合わせて保存方法を変えるのがポイント!最適に保存すれば柿を長く楽しめますよ。さっそく手順をご紹介します。
柿のおいしさをキープするカギは「ヘタ」にあります。柿のヘタは乾燥すると、果物の熟成を早めるエチレンガスを発生させる性質があり、早く軟らかくなってしまうのだとか。
そのため、ヘタを下向きにして乾燥を抑えるのが柿の保存の鉄則。さらに、ヘタを下向きにすると果肉にかかる圧力が分散されて、実が傷みにくくなるメリットも!スーパーで売っている柿もヘタが下向き。食品を扱うプロも実践しているワザなんです。
食べごろの柿は冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。低温に置くことで追熟のスピードを遅らせることができます。
冷蔵庫の庫内は乾燥しやすいので、ヘタに適度な水分を与えておくのがポイント。濡らして軽く絞ったキッチンペーパーをヘタに乗せたらラップで全体を包み、ポリ袋に入れて口を縛ります。
ポリ袋に入れるときはヘタを下向きにするのを忘れずに。この状態で野菜室に入れておけば食べごろの状態が長持ちします。
また、柿が硬いうちにこの処理をしておくと2~3週間ほど保存が可能。柿をどっさりもらったときにおすすめです。
皮が黄色くて硬い柿は常温で保管して追熟させるのがおすすめ。気温にもよりますが、だいたい2~3日ほどで食べごろになります。
乾燥を防ぐため、柿のヘタを下向きにポリ袋に入れ、口を縛って部屋の中に置いておくだけ。室温が高いとすぐ軟らかくなってしまうので冷暗所で様子を見ながら追熟させます。
食べごろの柿は保存方法をちょっと工夫するだけで、驚くほど長持ちさせることが可能です。ポイントは「ヘタを乾燥させない」こと「低温を保つ」の2つ。ぜひ試してくださいね♪
撮影・文/米田モック ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。