こんにちは!家事コツ研究員のOです。おいしいだけでなく、美容や風邪対策にもいいと言われているみかん。でも、あの白い筋や薄皮が苦手という人もいるのでは?しかも、手で1つ1つ取ろうとするとかなり時間がかかり、食べるまでに一苦労ですよね。なんとか簡単にキレイにならないものか・・・。
そんな人におすすめの情報を入手しました。それはあるものを使うと、缶詰のような“ツルツルみかん”になるんだとか。情報が本当なのか、早速試してみました!
"あるもの”とは、水に重曹を溶かした「重曹水」。それではさっそくやってみます!
・みかん…2個
・水…300ml
・重曹…小さじ1/2
1、皮をむいてばらす
まず最初に、いつものようにみかんの皮をむきます。
皮をむいたら、一房一房バラバラにします。びっちりみかんに白い筋がついていますね。でも、この白い筋はついたままでOKです。
2、お湯を沸かし、重曹水を作る
鍋に水を入れてお湯を沸かします。沸いたら重曹を入れて溶かし、重曹水を作ります。
重曹を入れた瞬間に、しゅわしゅわーっと泡が出てきますよ。ちょっと理科の実験っぽくておもしろいシーンです。
3、みかんを重曹水の中に入れて煮る
2の鍋に1でバラしたみかんを重ならないように入れます。そして、火をかなり小さい弱火にし、4分ほど煮ます。
この時に、かき混ぜずにこのままの状態で煮ることが、今回最大のポイントです!
4分後はこんな感じです。白い筋が少しだけ少なくなった感じがしませんか?また薄皮も溶け出しています。
4、煮たみかんを水に移し、筋を取る
4分ほど経ったら、鍋からみかんをそっとすくい、水が入ったボウルに移し替えます。そして、残った薄皮と白い筋を手で優しく取ります。
いつもはみかんにしっかりくっついて取りにくい白い筋も薄皮も、重曹水で煮たあとは、こんな感じでスルスル~っとみかんから取れていきました!
あまりにも簡単で、気持ちよく取れるのがおもしろくて、クセになりますよ♪
ちなみになぜ白い筋が取れやすくなるかというと、弱いアルカリ性である重曹が白い筋(繊維)を軟化させることで、取りやすくなるんだとか。
たくさんの白い筋があっという間に取れました!
重曹水で煮たみかんはこんな感じになりました。見てください、この輝きを!
手でむいたみかんとは思えませんよね。缶詰のみかんのように、まさに“ツルツルみかん”になっているではありませんか。恐るべし重曹水効果☆
近くで見てもこんなにキレイ!薄皮も、あんなについていた白い筋も全くありません。惚れ惚れするほど美しいみかんになりました。
1つ食べてみると、これも薄皮や筋がない効果なのか、つるんと口の中に入ってきて、より一層甘く感じました。簡単にみかん2個分くらい食べられそうなほどおいしかったです。
せっかくキレイなみかんができたので、これを使ったスイーツレシピを紹介します。
・ツルツルみかん…2個分
・ゼラチンの粉…5g
・湯…100ml
・砂糖…40g
・レモン汁…小さじ2
・水…150ml
1、ゼラチン、砂糖を溶かす
まずゼリー液を作ります。ボウルにゼラチンの粉を入れ、お湯を入れてゼラチンを溶かします。そのあと、砂糖を加えて溶かします。
2、レモン汁、水を入れて混ぜる
1にレモン汁、水を加えてさらに混ぜます。
3、氷水で冷やしながら混ぜる
2のボウルを、氷水が入ったボウルの中に入れ、冷やしながらかき混ぜます。
冷やしながら混ぜることで、しばらくするとゼリー液にとろみが出てきますよ。これでゼリー液が完成です。
4、器にゼリー液、ツルツルみかんを入れる
ゼリー液ができたら最後に器に入れていきます。まず、最初にゼリー液を器の底に入れます。
そしてゼリー液の上に、さらにツルツルみかんをのせます。
さらさらのゼリー液のままだと、重さでみかんが底に沈んでしまいますが、とろみがあるゼリー液なので、みかんが宙に浮かんだ状態を作ることができます。これはみかんに限らず、他のフルーツゼリーでも使えるワザですよ!
みかんを入れたらまたゼリー液を入れる、というようにしてゼリーとみかんの層を作っていきます。そして、冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。
ツルツルみかんゼリーが完成しました。白い筋がないので、オレンジ色がより鮮やかに見えますね。これだけ見た目の印象が変わるとはビックリです。
ほら、まるでゼリーの中にみかんが浮いているように見えるのも楽しいですよね♪
ひと口食べてみると、甘酸っぱいみかんとほんのり甘いゼリーが口の中につるんと入ってきて、さっぱりしたヘルシーゼリーでした。正月太りでダイエット中の人でも安心して食べられる嬉しいスイーツです。
ツルツルみかんは、生はもちろん、冷凍保存も可能です。ぜひツルツルみかんで冬を元気に乗り切りましょう!
取材・文/JUNKO ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。