今回の読めそうで読めない漢字クイズは、「職人気質」です。「しょくにんきしつ」と読んでいませんか…?
ちょっと頑固で怖そうなおじ様を連想してしまうこの言葉。
辞書には、『職人に特有の気質。自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質』と記載されています。
「しょくにんきしつ」と読んでしまいそうですが、「きしつ」ではないんです!「気質」だけなら「きしつ」なのに、「職人」が付くと読み方が変わるんです…!
他にも「昔気質」や「武士気質」といった用語があり、それぞれ「むかしかたぎ」「ぶしかたぎ」と読みます。
「気質」と書いて「かたぎ」とも「きしつ」とも読みますが、それぞれ意味が少し違います。「かたぎ」は『習わし。慣習』といった意味で、「きしつ」は『気立て。気性』という意味。
同じ漢字で読み方も意味も違うなんて、漢字の世界は奥深いですね!
★ほかの問題にもチャレンジ!
【一段落】はなんて読む?▶▶答えはコレ!
「改竄」の読み方は?▶▶正解はコレ!
次回の漢字クイズもお楽しみに!
文/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)