瀬戸内海で一番大きい島で知られる淡路島。
今では地方創生による開発が進んで、レジャースポットやグルメスポットがわんさか増えています。
今回は、淡路島出身の筆者が、昔から根強く残る特産品をご紹介。
題して「おばあちゃん家に行ったら絶対あるやつ」!
いつ食べても色褪せないおいしさで、故郷に帰ると懐かしさで胸がいっぱいになる特産品たちをご紹介します!
東京日本橋にある淡路島のアンテナショップ「すもと館」には、たくさんの淡路島の商品がずらり♪
なかなか気軽には帰省できない中、地元のものが都心部でこんなにも見られるなんてテンションはガチ上がりです。
中でもテンションが上がったのは、昔からおばあちゃん家でよく見かけたものを発見した時。思わず「懐かしい〜!」
さっそくご紹介していきましょう♪
いかなごの「くぎ煮」は、いかなごを醤油やみりん、しょうがなどで甘辛く煮たもの。
いかなごの聖地である瀬戸内海の郷土料理として、地元民にとっては小さい頃から馴染みのある食べものです。
とにかく汁がなくなるまで煮詰めて、照りを出します。家庭によって分量は違いますが、基本的には濃い味付けにする家庭が多いです。
新鮮ないかなごが獲れる時期は2月時下旬から3月初旬ごろ。この頃には家庭でいかなごのくぎ煮は毎日出るところも…。
漁師町で育った筆者も、小さいころ食卓に出すぎて一度嫌いになりました(笑)。
しかしながら、こうして故郷を離れると、郷土料理のおいしさが身にしみて遠くの故郷を思い出します。
懐かしの味っていいですね♡
おすすめの食べ方は白ごはんに乗せること。甘辛い中に生姜のアクセントが効いて、もうこれだけでごはんが何杯もいけちゃいます。
忙しい朝なんかはこれがあるだけでとても助かるんですよ。
淡路島の特産品のひとつといえば「海苔」。その中でも淡路島で人気なのがこの「大江のり」です。
濃いめの味付けで、一枚食べるともう止まらないおいしさです。おばあちゃんの家に行ったら、高い確率でこの出で立ちで食卓にあります。
ついつい手を伸ばしたくなるこの容器。「あと1枚で終わり」と自分で決めても、気づいた時にはからっぽになっていることなんてしょっちゅうなんです。
おやつにもお酒のアテにも、ちょっと小腹が空いた時にも活躍する「大江のり」。
お土産にも絶対喜ばれますよ!
淡路島といえば玉ねぎですが、「玉ねぎフライ」って何か知っていますか?
玉ねぎをそのまま揚げたものではありません。玉ねぎを練りものに混ぜ込んで、揚げたものなのです。
シャキシャキの玉ねぎがしっとり弾力のある練りものに入って食感は抜群。そして、ひと口食べるともう感激のおいしさです。
玉ねぎの甘みにかまぼこならではの風味に溶け込んで絶妙。ほんのりコショウがアクセントになっています。
小さい頃から慣れ親しんだ味に、言葉も出ない筆者。「お弁当に入っていたこともあったなぁ」と思いながら懐かしい味に思いを馳せました。
ごはんのおかずにもなり、たまに主役になることもある「玉ねぎフライ」。冷蔵庫にいつも常備しておきたい逸品です!
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いかがでしたか?おばあちゃんの家に行ったら絶対ある淡路島のソウルフードは、淡路島を知らない人でも必ず「おいしい」と言ってもらえるものばかり!ぜひチェックしてくださいね!
取材・文/道面 梓