今年もいよいよ終わりに近づき、百貨店やスーパーの催事場ではお歳暮コーナーが盛り上がっています。
最近ではネットで済ませている人も多いですよね。
でも実際のところ、みんなどの程度贈っているの?
「主婦100人!アンケート隊」に聞いてみました。
●はい 30.7%
●いいえ69.3%
なんと、ほぼ7割の人が「今年は贈らない」と答えました!
「贈らない」派で意見が多くあがったものをいくつかピックアップしてみましょう。
「夏や年末年始に帰省するときにお土産を持っていくので買わない」
「お世話になっている人には日ごろから贈り物をしているから」
「お祝い事や理由があるときに贈り物をしている」
「会社は虚礼廃止で、贈り物等が禁止されている」
「相手とお互いやめよう、と話し合って決めた」
「互いにお返しを考えたり、やめどきがわからないから廃止と義両親から提案された」
「コロナで落ち着かないし、景気も悪化しお金もないため贈らない」
最近では「会社で禁止されている」ケースも多いのですね。お中元やお歳暮を慣例的に贈るというよりは、形式にこだわらず、お世話になっている人には常日ごろから贈り物をしている、という声が多かったです。
また、「親側からお中元・お歳暮をやめようと言ってもらった」という意見が多くみられたのが印象的でした。
さらに今年はコロナもあり、家計や人づきあい等の見直しがあったという方も複数いらっしゃいました。
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そもそも贈ったことがない 65%
思い出せる限り何年も贈っていない 20%
数年前から贈っていない 11.7%
今年から贈らないことにした 3.3%
「贈らない」派は、結婚をしたり、仕事を始めたタイミングから「一度も贈っていない」としている方が大多数を占めました。
また「数年前から」「今年から」の人たちは「景気の悪化」や「コロナ禍」を原因とする声が多くみられました。
両親…77.8%
両親以外の親族…51.9%
職場の上司…18.5%
恩師、友人…17.8%
仕事の取引先…11.1%
2000円~2999円7.4%
3000円~3999円 44.4%
4000円~4999円 40.7%
5000円以上 7.4%
「贈る」派の相手は両親を含む親せきがほとんど。予算は3,000円~4,000円代が大多数でした。
「あまり高価なものを贈ると相手に気遣わせてしまうから」なんて声も見られました。
続いて、お中元やお歳暮で実際にもらって嬉しかったもの、もらいたいものを、声が多かった順にいくつか紹介します!
「カタログギフト」
「自分では買えない・買わないちょっと高価な食べ物(お菓子含む)」
「ちょっといい油や飲み物、麺類、ビールなどの日用消耗品」
「常温保存できるもの」
「子供が喜ぶもの」
「定番のハムやソーセージ」
「除菌用品」
相手の好みを熟知していない限り、カタログギフトがもっとも無難かもしれません。
また好きなものがある程度わかっているなら、ちょっと高価な食品なんかも◎!
こちらの2つを推す声が非常に多くあがっています。
またコロナ禍ならでは、「除菌用品」というコメントも多数みられました。
確かにセットで届いたら助かりますよね。
続いては、実際にもらって「困ったもの・迷惑だったもの」をご紹介。
人気商品でよかれと思いきや、実は迷惑だった!?意外な商品も挙がっています。
「冷凍食品(高級アイスなど含む)」
「日持ちしない生鮮食品」
「子どもが食べられないもの」
「使わない銘柄の洗剤類」
「香料がきつい入浴剤や洗剤の詰め合わせ」
保存のきかないもの、冷蔵庫や冷凍庫のスペースを空けなければいけないものは概ね不評!
意外にも「アイス」は一番多い回答でした。
「アイス詰め合わせ。好きじゃない味だけ、冷凍庫の奥で永久に眠っている」なんて声も。
また子どもが食べられない食品などは、ほぼ夫と2人で消費しないといけないため、辛い物やオツすぎる食品は不人気でした。
香りのきつい洗剤類も最近ではアレルギーなどの心配も増えているため、香害にならないように注意が必要!
アンケート結果から、お中元やお歳暮などの慣例的な季節の贈り物にはドライな傾向がありました。
その理由で大多数だったのは「お世話になっている人には日ごろから贈り物をしているから」というもの。
けして贈り物文化が希薄になっているわけではなく、「慣習だからなんとなく贈る」というより「お祝い事や必要があれば、相手の嬉しいものをピンポイントで贈る」というより合理的で深いおつきあいを大切にする考えが主流になっているのかもしれません。
※調査期間: 2020年6月26日~7月3日
暮らしニスタ「主婦100人!アンケート隊」にオンラインでアンケートを実施
文/小林みほ