ユーカリは、ハーブの仲間で爽やかな香りが特徴的です。
アロマオイルとしても有名で、落ち着かせる効果があります。
コアラがよく食べているものですが実は毒があるらしいです。
いい香りを放ちながらも毒のあるユーカリについて紹介します。
ユーカリは、総称で種類は500種以上あります。
オーストラリアやタスマニア島などに自生しており生長がとても早い品種です。
アロマオイルとしても使われるユーカリですが、アボリジニは傷を癒やすために使っていました。
ユーカリの精油には殺菌や抗炎症作用があり医療、やアロマの場でも使用されています。
根を深くに張り、水を吸い上げる力があるため生長が早く、かつてインドで荒廃した地帯に埋めた際には約5年で蘇らせた事例があるほどです。
生長が早いことからも分かるように育てるのはとても簡単です。
大きくなりすぎることもあるので適度な管理は必要です。
水やりは乾燥してから放っておいても大丈夫なぐらいです。
ユーカリは500種類以上あるとされています。
それぞれに毒があるのですがコアラは平気な顔をして食べ続けています。
なぜ食べても平気なのでしょうか。
コアラの先祖とも言われる体長3mもあるディプロトドンは地上で生活する動物でしたが増えすぎたこともあり生存競争で負けた者が木の上の餌を食べ始めたそうです。
ユーカリの葉自体は消化に悪いので消化出来なかった分は盲腸へと送られます。
盲腸には毒を分解出来る酵素があるのでコアラの身体の中で解毒が出来ているのです。
コアラは長時間寝ているイメージがありますがこの解毒にエネルギーを使うためずっと寝ているそうです。
ユーカリの生態について紹介しました。
生長がとても早く、干ばつ地帯を蘇らせた話には驚きましたね。
またコアラがずっと寝ている原因が解明出来ました。
※トップ画像はPhoto by mimiさん@GreenSnap