オリーブオイルが取れる事で有名なオリーブの木ですが、実は方法次第では観葉植物として家庭で育てる事ができます。
今回は観葉植物としてのオリーブの魅力と育て方について解説します。
オリーブはモクセイ科に属する常緑高木で、主に地中海周辺が原産地と言われています。
昔から平和のシンボルとして親しまれ、旧約聖書やギリシア、エジプトの神話などにも頻繁に登場します。
また、オリンピックの冠や国際連合の旗にデザインされている葉もオリーブです。
果実を食用に利用したり、オリーブオイルを生産するためにスペインやイタリアなどの地中海周辺の地域を中心に多く栽培されています。
オリーブが分布・栽培される地域の特徴としては、暖かくて四季があり、夏に雨量が少なくて冬に多くの雨が降るということが挙げられます。
このため、オリーブは夏の乾燥に耐えるために乾いた厚い葉をつけ、果実に油分を蓄えています。
あの独特な姿は地中海の環境に適応した結果であり、部屋に鉢をおくと、それだけで異国情緒漂うエキゾチックな雰囲気を漂わせてくれます。
オリーブは日光を好む植物なので、日当たりに十分気を付けます。
夏場は土が乾いたらしっかり水をやり、完全に乾くまで水をやらないようにします。
暑さには強いですが寒さには弱く、冬は室内に移動させて0度を下回らないようにします。
鉢が窮屈になってきたら、早春頃を目安に植え替えを行います。
オリーブはアルカリ性の土を好む為、土を購入する際には注意してください。
増やす場合は、枝を10センチを目安に切り、挿し木をしておくと簡単に増やすことが出来ます。
オリーブの木と聞くと育てるのにハードルが高そうなイメージを持たれがちですが、案外簡単に家庭でも育てる事ができるので、是非皆さんもチャレンジしてみてください。
※トップ画像はPhoto by 水木さん@GreenSnap