ペンキで塗りたくったかのように見える花が咲くアンスリュームは600種類もある観葉植物です。
植物園でもよく育てられている印象に残る人も多いのではないでしょうか。
そんな魅力を持つアンスリュームについてご紹介します。
アンスリュームは、熱帯アメリカや西インド諸島に約600種類も分布しており赤色の花を咲かせるのが多いです。
その他にも白色、桃色、紫色などの花を咲かせます。
花の中心にある棒状になった肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる花序が変わっているものとその周りを包む花びらの役目をする仏炎苞(ふつえんほう)からできています。
その仏炎苞が赤や白などの色になります。
厚みがありハートの形をしているものやたまご型や細くて長く尖った形の仏炎苞もあります。
アンスリュームの名前には、花という意味を持つギリシャ語のAnthos(アンサス)という言葉としっぽという意味を持つoura(オウラ)という言葉から名付けられました。
アンスリューム全般的に用いられている「煩悩」や「恋にもだえる心」という花言葉となっています。
ハートの形をした仏炎苞(花びら)から付けられているとされています。
花の色によっても意味合いが異なってきます。
赤色は「情熱」、白色は「熱心」、桃色は「飾らない美しさ」という意味が込められています。
また、常夏のハワイでは、バレンタインデーに贈ることでも有名です。
アンスリュームは、室内の半日陰で育てる熱帯植物です。
直射日光は避け、暗い場所で放置していると花が咲かなくなります。
適さない用土で庭植えすると根腐れを起こす割合が高くなります。
鉢に水分が溜まりやすいと根腐れを起こしますので、水やりは春から秋は土の表面が乾いてから与えるようにします。
乾燥しているときは夕方に葉水してあげましょう。
赤い花びらが特徴のアンスリュームについてご紹介しました。
光沢のある綺麗な花びらを育ててみてください。
※トップ画像はPhoto by たいちゃんさん@GreenSnap